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資産運用をお考えの初心者の方は、とてもやる気があります。
失敗の原因はやる気があり過ぎること?
ですが、一度、そのやる気を捨ててほしいのです。
投資で成功しやすくするためにはいくつかコツがあるのですが、今日は、その中でも
①長く続けた方がチャンスが増えやすい
②長く続けられるように少額から資産運用を行う
ことに焦点を当ててみようと思います。
まず、①の長く続けた方がチャンスが増えやすいのには理由があります。それは、景気が循環する性質を持っているからです。一般的に数年間で良くなったり悪くなったりを繰り返します。
「景気の循環と、株価などに関連があるの?」
あります。
大変にシンプルに言いますと、景気が良いと、株価などが高くなります。反対に景気が悪くなると、株価が低くなる傾向にあります。
「つまり、どういうこと?」
すなわち、投資では、利益をあげやすい時期と、どうやっても利益を得にくい時期があるのです。
ですから、資産運用とは、1年間とかの短い期間ではなく、10年、いえ、数十年単位で考えてほしいのです。つまり、長く続けるほど、利益を得られるチャンスに遭遇しやすくなるのです。これは簡単ですが、立派な技術だと思います。
「具体的にはどうしたらいいの?」
簡単です。
やる気をなくしてほしいのです。
もっと具体的に言うと、②の「長く続けられるように少額から資産運用を行う」を徹底してほしいのです。
資産運用に失敗しがちなケースとして、最初に多額の資金を投じてしまう事があります。しかし、これは危険です。
バイクで例えるなら、まだ自転車にさえ乗ったことのない子供が大型バイクに乗るようなものです。たいていの場合、こけて大けがをするでしょう。
最初は、誰でも、不慣れなのですから、格好悪いかもしれませんが、自転車に補助輪をつけて、よちよちと始める方が健全で合理的です。
投資も同様です。初心者の方が、何の理論的裏付けがないままに高額を投資しても、上手く行くとは限りません。最初に大きく損失を抱えてしまうと、大変です。
「どうなるの?」
投資をやめてしまうのです。当たり前の反応ですが、これは非合理的な一面もあります。なぜなら、大きく損失を抱えるということは、その後は、景気が良くなり、利益を得られるチャンスが巡ってくることをも示唆しているからです。
「じゃあ、どうするの?」
それが、少額で投資をすることです。たとえ、少額であっても、長く続けているとそれだけ知識と経験が貯まります。そして、「ここだ」と思う時が必ず来ます。その時に大きく資金を動かせば合理的です。
初心者の方は、くれぐれも最初に大金を投じてしまわないようにご注意ください。