前回の記事では、経済学上の資産運用の結論としては、
「全世界株式インデックス型投資信託と預貯金など」の組み合わせが、1リスクあたりの期待リターンの効率が最も良い、ということを述べました。
つまり、資産運用するなら、iDeCoやNISA口座で全世界株式インデックス型投資信託で積み立て投資すればよい、ということになります。
また、運用方法としては、ほったらかしがベターとなります。
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趣味としてロマンを追うなら、米国株式でテンバガー株を見つけるというのもあり、かもしれない
ただ、まあ、つまらないですよね。
なにしろすることがないですから(笑)。
そこで、中級者向けとして、米国株式でテンバガー(10倍株式)を探してみると面白いのではないか、と思います。
ただ、非効率です。
経済学的ではありません。
趣味ですから!
大前提:メインの資産運用は全世界株式インデックス型投資信託+預貯金で! 米国株式のテンバガーはあくまでも、全体資産の数%以内が安全!
気を付けたいのが、資産配分です。
前述のように、一番効率がよいのが、全世界株式インデックス型投資信託+預貯金です。
経済学上の効率的市場仮説があまりにも強力なので、長期でやればやるほど、これにはかなわないと思います。
でも、趣味ですから!
そのため、資産配分としては、メイン(例えば資産全体の95%程度)はあくまでも全世界株式インデックス型投資信託+預貯金が良いと思います。
人生を賭けて、全資産を米国株式数社に賭けるのは、リスク低減効果が低すぎて、博打的になるので絶対にやめましょう。
また、短期間で売買をしていると、経済学で言う「ゼロサムゲーム」となります。
手数料分だけ、やればやるほど損する仕組みにどっぷりはまりがちなので、やめましょう!
また、自分の意思でアレコレと頻繁に戦略や投資銘柄を変えると、行動経済学で明らかになっている各種バイアスが働くので、やめましょう。
あくまでも、全資産の数%以内で、ある程度分散して、長期的な保有を目標に行うのが良いと思います。
趣味としてのテンバガー株式探しのポイントだけざっくりまとめてみます
- 新興企業であること
- 成長率が高いこと
- 資金は資産全体の数%にとどめること
- 基本的に売り上げがグングン伸びているところ
- 投資家の注目を集めやすい、わかりやすい企業であること
- 大化けが始まる前に仕込まなくても良い
- 大化けが始まったように見える会社に「数撃てば当たる」状態で多数投資する
- 報道などで話題になり始めた企業
- まだ注目されていない企業でも良い
- 10社くらいに分散投資する
- 50くらいに分散投資すると、市場平均に酷似してくるので分散はしすぎない(趣味だから)
- 売り時が一番難しいので、あらかじめ何倍になったら売る、などのルールを決めておく
- または、持っておく理由(買った時の理由)が消滅したら、機械的に売る
- 一度に売るのではなく、趣味ポートフォリオ全体のバランスを考慮しながら売る・リバランスする
- 増えても減っても、一喜一憂しない(する場合はまだ中級者ではないので、しない方が精神衛生上も良いかもしれない)
・・・ざっくりこんなところでしょうか。
今後、少し詳しくブログに綴っていきたいと思います。