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減る可能性のない資金の運用先なら?
投資には、リスクがあります。
このリスクとは、いわば「投資が予定通りにいかない可能性」ですね。
そして多くの方は
「リスクが怖い!」
「大切なお金だからこそ、絶対に減らしたくない」
と思うところです。
今回は、減る可能性がまずないと思われる
金融商品を3種類の利回りとその中身を見てみようと思います。
ちなみにランキングは、筆者の独断によるものです。
1位 個人向け国債長期変動10年もの
- 利回り 0.05% 2018年7月
- 元本が二倍になるまでに要する時間(複利運用したと仮定)1440年
文字通り、日本国の債券
日本国が破たんしない限り、元本保証。
そのため、おそらく大丈夫だと思われる。
2位 預貯金
- 利回り 0.01程度 2018年7月
- 元本が二倍になるまでに要する時間(複利運用したと仮定)7200年
(金融機関によっては0.001%のところもあり、72000年の計算になる)
預金保証制度により、守られている。
1行 1000万円までは大丈夫だと思われる。
補足 預金保証制度について
預金保険制度とは、金融機関が破たんして預金などが出せなくなった場合、
預金者を保護する制度のことです。
対象金融機関は、いわゆ銀行や信用金庫、労働金庫、などです。
- 対象:預金・定期積金など
※決済用預金は全額保護
1つの金融機関につき、元本1000万円とその利息までが保護されます。
1000万円を超える部分は、破たんした金融機関の財産状況に応じて変化します。
預金で元本保証を追求するなら、1000万円を超える部分は、
別の金融機関へ分けて預けることが重要だと思います。
※外部から見て、どこの銀行が危ないかは、良く分からないため
3位 MRF
- 利回り ほぼゼロ?
中身は、短期国債などで運用されている投資信託の一種。
正式名称はマネー・リザーブド・ファンド
以前は、国債よりも簡単に売買でき預貯金よりも利回りが良かったが
マイナス金利政策の影響で、ほぼゼロになっている。
正確には、投資信託のコストと相殺されていると思われます。
証券会社の口座にお金を入れると、基本的にこのMRFになります。
投資信託なのですが、これまでのところ、元本割れは内容です。
将来も元本割れをしないかまでは、分かりません。
まとめ
元本保証の投資ランキングを見てみましたが、
なかなかつまらない感じになりました。
(ちなみに、利回りの良さそうに見える外貨の預金は、元本保証ではありません。そのため、ランキング外となります。為替によってマイナスになることがあるからですね。)
現在のマイナス金利下では、元本保証の金融商品は投資先として、
あまり魅力的には見えませんが、実はとても重要です。
資産運用が合理的にできている人ほど、この部分を上手に使っていると感じます(使わざるを得ない)。
また、金利が上昇した場合にも、やはり同様にとても重要です。
しっかりと覚えておいても文字通り「損はない」と思います。