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100年時代をどう生きるべきか? 公的年金はいくら?
今回は、長生きをした場合のお金について考えてみたいと思います。
平均寿命は何歳?
2016年時点では、
- 女性87歳
- 男性81歳
となっています。
平均寿命の落とし穴
上記のような平均寿命を見ますと、
「87歳くらいまでの資金計画を考えれば良いかな?」
と考えがちですが、
そうではない一面もありそうです。
平均寿命とは
平均寿命とは、
0歳児があと何年を生きるかを表す数値です。
つまり、死亡率の高い幼児期を過ぎている大人は
平均ではもっと長く生きるのですね。
そのため、現実では、二人に一人が
- 女性90歳
- 男性84歳
まで生存しています。
4人に一人は、100歳まで生きる?
上記の数字は、二人に一人の生存年数でした。
さらに、4人に一人で考えてみますと、
- 女性98歳
- 男性93歳
となっています。
参考:日本経済新聞2018/1/6
何歳まで働くべきか?
このように、人生100年時代を
考慮に入れますと、
老後を自分らしく生きるためには、
様々な資金対策を早めにスタートするのが良い気がします。
従来は、60歳が定年と考える傾向がありましたが、
(男女問わず)会社員でも、65歳まで働く、
(できれば70歳くらいまで働く)
可能性が出てくると思います。
退職金1000万円で個人投資家になる?
基本的に長生きはとても良いことだと思います。
ただ、資金が伴わないと、困ることも出るかもしれません。
退職金(一般的には1000万円~2000万円)を運用するという
可能性も視野に入るかもしれません。
※投資は元本を損なうことがあります。
公的年金の受給時期を繰り下げる可能性も
基本的に年金は65歳くらいから受給できますが、
遅くすることもできます。
そして、遅くすると、もらえる額が少し増えます。
結論から言いますと、
- 年金受給可能時期(65歳など)に達した時に、
- 当面の生活費に困らない
- 預貯金がある程度ある
- リスクに応じた投資ができている
ようであれば、受給時期を繰り越すことを考えても良いかもしれません。
それは、長生きをすればするほど、
トータルでの受給額が増えやすいからです。
どれくらい多くもらえる?
※2018年4月時点
- 需給を1か月遅らせるごとに年金額は0.7%増える
- 70歳まで受給を遅らせれば42%多くなる
- (70歳まで無年金で暮らせる経済力が必要)
- 理論上は、70歳まで繰り下げて元を取れるのは、81歳の時
つまり70歳まで無年金で暮らせて、
81歳より長く生存できると思うのであれば、
70歳まで繰り下げることに価値がある、ということですね。
まとめ
いずれにしても、
公的年金は亡くなるまで受給でき、
物価上昇にもある程度対応できるので、
重要な制度だと考えます。