仮想通貨とは何か?初心者向けの簡単な6ポイント説明

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仮想通貨の種類

金育研究所は金融リテラシーの普及・啓もう活動を行っています。

本記事は、仮想通貨の投資を推奨するものではありません。

お金の知識教育の一環として記すものです。

参考文献:KINZAI Financial Plan 5月号 (2018/3/9時点)

今年の3月時点の仮想通貨の時価総額ベストテンランキングは以下のようになっていますが、

どのような種類があるのか、

どのような問題があるのか、見てみましょう。

種類 時価総額(単位は$)
Bitcoin 1499976803899
2 Ethereum 66239475859
3 Ripple 30756105134
4 Bitcoin Cash 16581365439
5 Litecoin 9247970853
6 NEO 5570506500
7 Stellar 5252565080
8 Cardano 5212559750
9 Monero 4192511103
10 EOS 4020334025

①代表的な仮想通貨

何をもって、代表的というかはわかりませんが、

時価総額だけで見ると、

  1. ビットコイン
  2. イーサリアム
  3. リップル

が上位3種です。

上記ランキングでは、10位までを載せていますが、

じつはこれらはほんの一握りです。

世界では、1500種類以上の仮想通貨があると、見られています。

②イーサリアムとリップルは仮想通貨ではない?

参考文献:KINZAI Financial Plan 5月号 によりますと

イーサリアムとリップルは、

それ自体が仮想通貨ではない、と記されています。

どういうことでしょうか?

イーサリアムは、ブロックチェーン技術を様々な分野で応用しようとする

目的で生まれたプロジェクト名なのだそうです。

その内部通貨が「Ether」のようです。

また、リップルは、米国のリップル者が開発した

送金・決済システムの名称のようです。

こちらもブリッジ通貨としての内部通貨があるようです。

正直、筆者にはよくシステム上の仕組みが分かりません。

また、1500種もあると、さらにそれぞれの仕組みなどを把握することが分かりません。

 

③投資の大原則は「良く分からないものには投資をしない」

さて、上記のような良く分からない投資対象が

目の前に出てきた場合、

投資家は、どうすべきでしょうか?

次の3つのうち、どれが良いでしょうか?

  1. 良く分からないけれど、なんだか期待が持てるので、とりあえず行う
  2. 良く分からないけれど、分かるまで調べてから、行う
  3. 良く分からないから、最初から無視する

投資の原則から言いますと、

2または3が良いように思います。

1は、やらない方が儲かることが多いかと思います。

④投資は手数料ビジネスの一面が常にある

1はやらない方が儲かる可能性が多い、というのは、

投資には手数料ビジネスの一面があるからです。

つまり、およそすべての金融商品は、

売り手や仲介業者が儲かるようにできています。

そうでなければ、会社として成り立たないですね。

一方、投資家サイドには、損や得をするようにできています。

そのため、良く分からないものに投資をするのは、

不利な投資(非効率)であっても気がつかないことがあるので、危険なのです。

一方で

きちんと、リスクや条件を確認してから行うのは、損をする覚悟があれば、良いですし、

また、良く分からないから、やらない、

という判断ができれば、そもそも不利な(効率的でないという意味)投資をしなくて済みます。

⑤疑惑のテザー?

テザー-とは、テザー社が発行する仮想通貨です。

中国で人気があるようです。

時価総額ランキング(20183/19時点)では14位に入っています。

※時価総額が大きいから、良い・悪いかどうかは別問題かと思います。

このテザー社には、現在、疑惑があります。

そもそもテザー社は信用の裏付けとして、

仮想通貨の発行量と同額のドルを保有している、としています。

しかし、もしかしたら、ひょっとしたら、

実際には同額のドルを(規模は分かりませんが)保有していない

かもしれない、というのです。

もし、保有していなければ、裏付け資産がないことになり、

ひょっとすると、テザーは大変な事態になるかもしれません。

そして、パニック的にほかの仮想通貨も大変な値動きをするかもしれません。

⑥良く分からないほど、魅力的に見える?

このような事態でも、現実としては

時価総額が14位なのですね。

1ドル100円で換算しますと、

テザーの時価総額は2200億円以上です。

もしかしたら、人には、良く分からないものほど、

魅力的に見える(希望を抱きやすい)という性質があるのかもしれません。

まとめ

ただ、投資では効率性を重視すべきだと思います。

そして、それは数値で把握できるべきではないでしょうか。

そのためには、リスクとリターンがある程度数値化できる伝統的資産の方が良い気がします。

ただ、それでは、(はっきりと未来は分からないけれども)少し分かりやすいので

魅力的には見えない、のかもしれません。

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