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景気循環のカギは、通常金利の低下だが
こんにちは。
金融教育研究所の佐々木裕平です。
全世界でのコロナウイルスの感染者が60万人を超えてしまいました。
世界の人・モノ・カネの動きはますます滞っていきます。
もしかすると大きな不景気に突入するかもしれません。
さて、通常の不景気であれば、景気を良くするためには金利の操作が行われます。
金利を下げれば、世界は元気になってきた
金利というのはお金のレンタル料金です。
そのため、金利を下げることで世の中のお金の流れが活発になります。
そこで今回のコロナショックでは、世界各国が金利の引き下げを素早く行いました。
通常の経済状況なら、これで景気が回復に向かうはずです。
コロナに金利低下の効果はなかなか効かない?
ところが今回のコロナウイルスには金利を下げても、従来のようには景気回復の効果が得られない可能性があります。
なぜでしょうか。
従来であれば、金利を下げることで、住宅ローンや各種の融資が進み、住宅や工場の建設が起こり、景気が良くなっていきます。
ところが今回は景気そのものが主体的に悪くなったのではなく、コロナウィルスの影響により、景気が悪くなりました。
そのため、従来のように金利を下げるだけでは効果が限定的、あるいは弱い可能性があります。
今回のコロナウィルスの影響により、現れた不景気を治すのは、コロナウイルスのワクチンそのものなのかもしれません。
それではまた。