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老後2000万円問題と独立系投資信託について 長期分散積み立て投資でどうなる?
会社員の夫と専業主婦のモデル(これもだいぶ古いモデルですが)の場合、65歳からの生活費に、年金だけでは2000万円足らない可能性がある、という報告がありました。もっとも本質は資産形成の重要性を訴えるものでしたが。
いわゆる「老後2000万円問題」です。
その中でも独立系投資信託という存在があります。
独自の理念などに基づき、組み入れ銘柄を選定し、運用するという投資信託です。
次のような独立系投資信託が有名です。
- さわかみファンド
- セゾン・バンガード・グローバルバランス
- ひふみ投信
- コモンズ30
- 結い2101
筆者は細かい比較はしていませんが、おそらくどれもが設定からの数値を比較すれば基準価額(投資信託の値段)が大きく上昇しているのではないかと思います。
そう思う理由は、設定時期(開始時期)がいずれも不景気だからです。
基本的に投資信託で不景気に始まったものは、景気回復に伴い、運用成績が良く見える
しばしば誤解されますが、投資信託ではファンドマネージャーと呼ばれる運用者の腕はさほど関係ありません。
効率的市場仮説に立てば、株価などの値動きはランダムウォークだと考えられるからです。
一例ですが、おサルさんがたまたま十回連続でじゃんけんに勝ったとしても、そのおサルさんが天才だと考える人はいないのではないでしょうか。
基本的に景気が良くなれば値上がりし、悪くなれば下がるだけです。
そのため、不景気時にスタートした投資信託は、基本的に現在は好成績に見えます。
独立系投資信託より、市場平均に連動するインデックス型投資信託が合理的では?
筆者個人の意見ですが、投資対象を分散すれば値動きはいずれも似てくるのだという考えです。
率直に言うと、独立系投資信託およびアクティブ型の投資信託は理論上買う必要がない。
理論上は長期的に見て市場平均に連動するインデックス型投資信託が「マシ」になる、という考え方です。
市場が効率的な世界であるなら、こうなるだろうという考え方です。
効率的市場仮説ですね。
老後2000万円問題は良い契機? カギはやっぱり長期×分散×積み立て投資
老後に2000万円が足らない可能性があることに気がついた方が、今回いれば、それはその人にとっては良いことだったと思います。
どのような理由であれ、資産形成は(損をしなければ)大事な問題だと思います。
合理的な投資はやっぱり長期×分散×積み立てだと思います。
一般の方には特に。
若い人にももちろん。
iDeCoやつみたてNISAなどの税制優遇制度を上手に利用するのが良いと思います。
今後数年内に大きな金融危機が来るかもしれない(来ないかもしれない)ので、その時に慌てて高く買ったものを安く売ったり、せっかく積み立てた資産を安値で売ったりしないようにしたいところです。
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