なぜ円高基調になると、国内株価と全世界株式インデックス型投資信託の価格は下落傾向になるの?【佐々木裕平の投資アドバイス】

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昨今、円高傾向が見受けられます。

個人的には、円安に振れ過ぎていたと思いますので、適切な相場へと戻っているのだと思いますが。

さて、円高傾向になってくると、徐々に国内の株価や全世界株式インデックス型投資信託の価額が下がってくる傾向にあります。

なぜでしょうか?

国内株式の場合、輸出業(例えば自動車)が比較的多いといわれています。

すると、米ドル建てで、収入が発生します。

これを円に直した場合、円高傾向ですと、(乱暴に言うと)お金の価値が小さくなってしまいます。

株価は一年後などの未来の価格から5%程度割り引かれた状態で現在取引される、と考えられていますので、

円高傾向になる→将来の収益が減る→現在の株価が下がる

となると考えられます。

また、全世界株式インデックス型投資信託の場合は、どうでしょうか。

世界数十か国の国と地域の会社四千社ほどに、複数の通貨で分散投資してあっても、最終的には円に戻すことになります。

そのため、世界的に景気が良くとも、円高傾向になる→円換算した場合に、収益が帳消しになる(あるいは減る)

ということが起こることがあるのですね。

さて、この円高で株価が下がる、全世界株式インデックス型投資信託の価額が下がる、あなたはイヤですか?

普通の人はイヤだと思うかもしれません。

ですが、投資上手な人は、「ラッキー♪ これでまた安く買える→将来の収益が増える♪ 嬉しい!」と考える、のかもしれませんね。

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