今回は、ETFの配当について見てみようと思います。
メインテーマは、こちら。
Contents
ETFの配当は再投資できる?
目次
・ETFについて
・ETFの配当について
・ETFの自動再投資について
■ETFについて
まず、ETFってなんだろう?
というとことから見ていきましょう。
ETFとは、エクスチェンジ・トレーデッド・ファンドのことです。こう書くと、なんだか難しい気がしますが、日本語にしますと、スッキリ分かります。つまり・・・
ETF=上場投資信託
のことなんです。
(?_?)「上場投資信託って、普通の投資信託と違うの?」
はい、普通の投資信託は、上場していない投資信託なのです。
ですから、普通の投資信託は、株と同じように株式市場で買えません。つまり、上場していない投資信託、ということです。
(では普通の投資信託はどこで買えるのか? それは証券会社や銀行などで買えますね。)
■ETFの配当について
(?_?)「じゃあ、上場している以外にETFと投資信託の違いって?」
はい、いくつかありますが、代表的なところを挙げますと、大きく二つあります。
・コスト(信託報酬)が安い
・特別分配金がない
この2点です。
まず、投資信託よりも、コストが安いのが特徴です。
なぜか?
投資信託もETFも、同じように運用会社などが作成するものですが、販売ルートが違います。先ほど解説した、窓口か? 市場か?という違いですね。
そして、市場で売買できる方が、コストが低いのです。その理由は、中間にいる業者が少ないからです。
あたりまえですが、運用成果が同じなら、コストが少ない方が実質的な運用成果は上です。
ですから、最近ETFが注目されているのです。
そして、もう一つ。特別分配金が無く、普通分配金しかない、ということ。
これは、とても大きなメリットです。
投資信託には、運用が上手く行かない場合(基準価額が下回った場合)に、元本を取り崩して分配金を支払います。しかし、これでは複利効果を妨害したり、安定した運用ができないなどのデメリットが生じます。
そして、ETFには普通分配金しかありません。
つまり、基準価額を下回っても、分配金がしっかりもらえるのです。これは、ETFのルールとして、配当などは投資家に還元すること、という掟があるからです。
減配などはあり得ますが、元本取り崩しがない所が、とても大きなメリットです。
■ETFの自動再投資について
では、ETFには、分配金の自動再投資はあるのか?
ありません。
投資信託なら、分配金を再投資する仕組みを選択することができますが、ETFにはありません。
つまり、分配金がでたら、再投資するかどうかは自分で決めるのです。
(?_?)「面倒なだけでは?」
それも違います。
自動再投資のある投資信託では、仮に高値の場合でも、強制的に買わされてしまいます。つまり、損をしやすくなるのです。
でも、ETFですと、自分で判断しますから、安い時だけ大量に買うこともできます。
つまり、ETFなら、より機動的に効率的な投資をすることが可能になるかもしれないのです。
投資家のみなさまの一助になれば幸いです。