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アクティブ投資信託はおすすめできない
こんにちは。
広島のファイナンシャルプランナー、金融教育研究所の佐々木裕平です。
本日は「アクティブ投資信託」について少し考えてみたいと思います。
アクティブ投資信託とは
アクティブ投資信託とは、目標となる市場平均を超えることを目的として、運用の専門家が運用する投資信託と呼ばれる金融商品です。
しかし結論を先にいうと、このアクティブ投資信託はおすすめできません。
それは個人的におすすめできないという理由ではありません。
金融経済学の現代ポートフォリオ理論から考えた場合に、おすすめできないのです。
なぜでしょうか。
現代ポートフォリオ理論のCAPM(キャップエム)では、マーケット・ポートフォリオがいいことになる
現代ポートフォリオ理論から考えてみると、一番最適な投資機会集合体はマーケット・ポートフォリオだよねー。
ということになります。
ノーベル経済学賞受賞者もりもりの理論でそうなっているのです。
そのため、世界中の多くの年金機構ではアクティブ投資信託自体の運用が少数派です。
少なくとも理論が分かっている人はあまり積極的には手を出さないのではないでしょうか。
まあ、何か思惑があるのなら別かもしれませんが・・・。
アクティブ投資信託のランキングなんて見なくてもいい
これは資産形成全般に言えることですが、ランキングは見なくても構いません。
というか、見たらいけません。
資産形成では過去を見ても未来が予測できないからです。
ランダム・ウォーカーなのですね。
資産形成を合理的にするには金融知識が少しだけ必要です。
そしてその少しの差が、一生では大きな差になるのではないでしょうか。
それではまた。