投資家の最適ポートフォリオは、個人の効用により異なる

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最適ポートフォリオは、有効フロンティアの線上にある

こんにちは。

金融教育研究所の佐々木裕平です。

当然ですが、最も良いポートフォリオとは何でしょうか?

 

現代ポートフォリオ理論の定義する最適ポートフォリオとは

ノーベル経済学賞モリモリの現代ポートフォリオ理論では、最適ポートフォリオとは投資家の効用を最大限にするもの、と定義されています。

もう少し細かく言うと、最適ポートフォリオは、有効フロンティアの線上にあると考えられます。

つまり、現代ポートフォリオ理論の指摘する、最も良い組み合わせ=市場平均と無リスク資産の組み合わせの中にある、ということになります。

 

実にシンプルです。

この有効フロンティアの線上から選べばよいだけなのですね。

もしも仮に、iDeCoやつみたてニーサ・一般ニーサの運用商品が二種類しか存在できない世界なら、

  1. 分散投資を徹底した市場平均
  2. 安全資産(預貯金など)

の二種類が残る(はず)です。

 

投資家の効用を最大限にする組み合わせが最も良いポートフォリオ

そして、最適ポートフォリオが、個人の効用を最大限にするポートフォリオなのですから、後はとても簡単です。

上記の組み合わせの比率を少しずつ、ずらしながら、個人のリスク許容度、年齢や場合によっては、リスクが最大になる組み合わせを求めて、行けばよいだけです。

とてもシンプルです。

たぶん、中学三年生なら、授業で5時間程度あれば、わかると思います。

社会人なら、3時間くらい授業をすれば、わかると思います。

そして、その知識の差が、個人の資産形成に大きく寄与すると思います。

だからこそ、金融教育が重要なのですね。

それではまた。

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