国際分散投資の恩恵とは

Contents

国際分散投資をすると、効率的フロンティアの拡大が期待できる

こんにちは。

金融教育研究所の佐々木裕平です。

効率の良い資産形成では分散投資が重要です。

分散投資によるリスク低減効果は、ノーベル経済学賞を受賞できる(ハリー・マーコウィッツ先生)ほどの大発見です。

 

そして分散投資には、いままでは自国の資産のみに分散投資をすることが基本的だと考える人が多かった、「かも」しれません。

ただ、国内資産のみに分散投資をしていると、効率的フロンティアが少し小さいです。

つまり効率がいま一つ悪いことになります。

 

効率的フロンティアとは

ちなみに効率的フロンティアとは同じリスクで、より高い期待リターンとなる組み合わせをグラフ上に、点で描写したものをつないだ一本の線のような形で表されます。

資産形成をするのなら、この線上で行うのがいいよねー。ということです。

もう一歩進めると(分離定理)、その線上の上でも、一番いいところがあって、世界中の投資家はそのポイントの組み合わせとリスク資産の組み合わせを合わせた「」がいいよねー。となります。

そして後はその組み合わせの比率だけを変えるのがいいよねー。となります。

 

国際分散投資をした方が、効率的フロンティアが少し大きくなることが期待される

だから効率的フロンティアはできるだけ大きい方が、おなじリスクであっても、より高い期待リターンが期待できます。

つまり効率が良いのですね。

それを可能にするのは?

そう、より分散投資を行えばいいのですね。

それには必然的に国際分散投資という考え方に至ります。

国際分散投資をすることのメリットとは、国内資産からだけの分散投資よりもより大きな効率的フロンティアを期待できることです。

 

分散投資はとっても大切ですね。

それではまた。

Visited 18 times, 1 visit(s) today

関連記事

  1. 為替レートの長期理論|購買力平価説(PPP)とは?

  2. 投資家の要求リターンと期待リターンとは

  3. 金融経済学でいうリスクプレミアムとは?

  4. なぜ金融商品の値動きはランダムに動くのか

  5. 分離定理とは? すべての長期分散投資家の効率的ポートフォリオ…

  6. black and silver laptop computer

    趣味としての株式投資勉強ブログ【前編】【入門だけど資産運用と…

よく読まれている記事

ポートフォリオのつくり方
おまけ:誰ツヨDojoyの菊野克紀先生と
新NISAどの投資信託がおススメ?経済学上は【全世界株式インデックス型投資信託】【投資信託の銘柄選び方】
つみたて投資の終わり方
ファンドラップが不要な理由
学資保険とNISAどっちがいい?
期待リターンが面白い!
最近の記事 ランダム記事
  1. 金融教育研究所・佐々木裕平・金融リテラシー・金融経済教育・講演・セミナー・原稿依頼
  2. buildings with glass windows
  3. red apple fruit
  4. 佐々木裕平 金融教育研究所 講演の様子
  5. close up photo of monitor
  6. beige wooden bar stool
  7. low angle photography of man jumping
  8. a drawing of a man carrying a large sack
  9. woman wearing karatejee
  10. woman wearing karatejee
  1. 投資家に向いている金融商品
  2. crop anonymous person calculating profit on smartphone calculator near banknotes
  3. 資産運用はどうしたらいいの?
  4. 作家になる方法 広島 ファイナンシャルプランナーの年収
  5. teacher asking a question to the class
アーカイブ
最近の投稿
PAGE TOP