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買っても良い投資信託は自分で探さないと見つからない!
こんにちは。
広島のファイナンシャルプランナー佐々木裕平です。
本日は、投資信託のおすすめ銘柄の見つけ方です。
これはセルフチェックで探します。
ランキングではおすすめ銘柄は見つからない?
「(^◇^)投資信託のおすすめ銘柄なら、
ランキングを検索して探せばいいじゃない!」
と思われるかもしれませんね。
でも・・・皆が間違って買っていたら・・・?
ランキング上位がおすすめ銘柄ではないものばかりだとしたら?
どうしますか?
売り手が儲かるモノが上位に来るのが当たり前
さて、まず投資信託の仕組みを再確認です。
投資信託とは、風呂敷の中にたくさんの金融商品を入れたパッケージ商品です。
そして、販売会社・信託会社・運用会社が関係しています。
このように3つの会社が間に入っているので、コストが高いのです。
もう少し言うと、売り手側としては、コストが高い物を売りたいのです。
すると(当然ですが)
宣伝やセールスはコストが比較的高いモノが中心になる
その結果として、ランキングの上位にはコストが高いモノが並びやすくなりますね。
このようにして、ランキング上位=あなたにおすすめ銘柄・・・ではないことが往々にしてあるのです。
まあ、売り手側のおすすめ銘柄・・・という意味では間違っていませんが(笑)。
それではセルフチェックのポイントを見ていきましょう。
①投資信託にかかわる会社が4社体制になっていないか?
運用会社が2社体制の投資信託もあります。
コストが高くなるだけですので外しましょう。
②毎月分配型の投資信託ではないか?
毎月分配型の投資信託では、元本が細り
長期的に資産形成ができません。
目先の利益が手に入るので人気はありますが、ガラクタ投資信託です。
③アクティブファンドではないか?
アクティブファンドは平均点(インデックス)を超えるのが目標ですが、
連続して平均点(インデックス)を超えられません。
④投資方針・運用体制が明確ですか?
コロコロと投資方針が変わったり、ファンドマネジャーが変わっていては
長期的な運用に向きません。
⑤話題のテーマやブームが対象の投資信託ではないか?
IT関連ばかりなど、話題のテーマを切り口にセールスをされていませんか?
ブーム=長期的に見ると右肩下がりです。
回転売買(何回も売買をさせて手数料を稼ぐセールス)に良く使われます。
コストがかかって、運用成績が落ちるだけですのでよしましょう。
⑥分配金が高すぎないか?
分配金とは、必ずしも利益のことを指すのではありません。
中には、元本を取り崩すものもあります。
目先の利益につられるのは危険です。
⑦信託報酬が1%以上ではないか?
信託報酬はコストです。
運用成果を押し下げる確定しているマイナスです。
1%以上の物は避けましょう。
⑧バランス型ファンドではないか?
バランスファンドは信託報酬が高い傾向です。
自分でバランスファンドの中身だけ(インデックスファンドを組み合わせる)を買った方が断然お得です。
目論見書を見れば、どれがどれだけ入っているかが一目で分かりますから、自分ですぐに作れます。
⑨販売手数料が無料か?
たとえば、販売手数料が3%で信託報酬が1・5%なら(コストが合計4・5%)
初年度は4・5%という高い成績を納めても、成果はゼロです。
販売手数料が0で信託報酬が0.3%なら
コストが合計で0.3%です。
同じ成果でプラスの4.2%です。
販売手数料なんて、無料が最低ラインです。
⑩純資産総額が100億円以上あるか?
あまりにも純資産総額が少ないと、途中で償還されてしまいかねません。
100億円以上は欲しいところです。
⑪信託期間は無期限になっている?
期間は無期限が最低ラインです。
期間が定められていると、そこで乗り換え先を探すのが億劫です。
乗り換えの多い旅より、目的地まで乗りっぱなしの長距離列車の方がラクチンです。
⑫アクティブファンドの場合、5歳以上か?
電化製品などと違って、新しいからスゴイ! とは限りません。
むしろ、どうなるかさっぱり分からないのですから、
5年以上存続している中から選ぶ方が
過去のデータが多く、安心です。
おしまいに
いかがでしたか?
あなたの常識と違うチェックポイントもあったのではないですか?
もしそうなら、
誰が何の目的で、あなたにその誤った情報を刷り込んだのか?
を一度考えてみると良いかもしれませんね。