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夢の分配金生活は現実になる?
投資信託で投資を始めようかな? と考えた人が思うのがこの疑問ではないでしょうか。
「投資信託の分配金で生活できるかな?」
という疑問です。
結論から言いますと、とても大きな資本があればできます。
具体的には、5千万円~1億円くらいの資金があるならできると思います。
対象の投資信託が好調で、年間利回りが10%くらいの場合なら、利益が500万円。税金約20%(正確には20・315%ですが簡略化します)引かれて、手取りが400万円。まあ、贅沢しなければ生活ができるでしょう。
次に、同じ条件で、年間利回りが5%くらいなら、手取りは、200万円ですから、5千万円の資金では足りません。資金を1億円に増やせば、利回り5%で手取りが400万円ですから、まあまあでしょう。
とは言え、年間の利回りが安定して5%~10%もの高い状況で推移することは、あまりないのではないでしょうか。
下の図解を見てほしいのですが、東証一部上場銘柄の株式配当利回りは
およそ1.5%です。
(参考:2016年7月版東証公式ETFガイドブック)
意外と少ない? 平均配当利回り
1.5%って結構少ないですよね。
割と高めのJ-REIT(不動産投資信託)でもおよそ3.4%です。
ですから、表面上、高い利回りを謳っている投資信託であっても、
「まあ、上手く行っても3%くらいの利回りかな?」
と思うのが適切かもしれません(経済状況により大きく異なりますが)
では、毎年の平均利回りが3%の場合、どのくらいの資金があれば、生活できるのでしょうか? ちょっと計算してみましょう。
1億6800万円の資金があれば、税引き後で年間手取りが403万円となります。
結論:資金が1億6800万あり、平均利回りが3%なら、投資信託の分配金で生活ができる(かもしれない)
うーん。現実は厳しいですね。
投資で大きな利益を得るには、配当や分配金だけに頼らずに、適切なタイミングで売買をして、大きな売却益を狙う必要性がありそうです。
皆様の投資の一助になれば幸いです。