不動産投資の初心者が読むべき本

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不動産投資について

2種類の不動産投資

日本で人気のある投資と言うと、株式・投資信託、そして不動産投資だと思います。

今回は、不動産投資について考えてみたいと思います。

まず、不動産投資には大きく分けて2種類があります。

 

①現物不動産投資

②投資信託タイプの不動産

この2種類です。

 

まず、①の現物不動産ですが、これは文字通りです。

実際に形のある、マンションやアパートを買い、他人に貸して収益を上げるタイプです。

デメリットの一覧はこちらです。クリックで拡大できます。

現物の不動産は、どうしてもリスクが多くなってしまう。

色々とありますが、特筆すべきは、空室リスクや賃料の低下リスクにより、想定通りの利回りが得られなくなってしまう事です。

本屋さんで「貯金ゼロでも資産1億円の不動産投資術」的なタイトルの本を見たことがありませんか?

あれは、サラリーマンの方が、フルローン(不動産投資のお金を全て借金で賄うこと)を組んだ場合の投資を指していることが多いです。借金ですから、当然、利息を毎月支払わなくてはいけません。そのお金は、賃料から支払います。

上手く行って、

賃料=ローン返済額

のケースもあります。それが35年間続く場合もあります。つまり、35年経ってから、初めて、不動産投資の効果が出始めます。(そして、本当に得したかどうかは、売るまで確定しません。)

それなら、まだいいのですが、前述の通り、空室リスクや賃料の低下があり得ますので、下手をすると

 

賃料<ローン返済額

になってしまいかねません。

 

少子高齢化や地震の多い国で果たして、35年後に資産として有効活用できるか? 元が取れるのか? は、結構シビアな問題です。しっかりと研究してから臨みたいものです。

現物不動産に興味がある方は、↓のマンガ「主婦でも大家さん」を読むことから始めてもいいかな? と思います。著者のリアルな不動産投資の失敗談? が読めます。

理想と現実がリアルに描かれていて、お勧めです。

主婦でも大家さん 頭金100万円でアパートまるごと買う方法 (朝日コミックス)

不動産投資をしても良い人たち

もちろん、不動産投資を積極的に検討すべき人たちもいます。

それは、いわゆる「お金持ち」な人々です。

・土地を持っていれば、相続税が高くなりますので、賃貸用の不動産をその土地に建てることで、収益物件を確保しつつ、相続税を数千万円レベルで下げることもできます。(土地は更地の方が評価額が高い)(相続に各種特例がある

・資産が多く、株式・投資信託などにすでに分散投資しており、その一環として、資産を不動産に振り分けている。こうすることで、物価が上昇しても、土地が値上がりするなどのメリットを受け取れます。

・資金が豊富なので、多額の住宅ローンを組む必要がなく、投資資金の回収が早く、収益を早い段階で生みだせる

 

このようなお金持ちな人にとっては、不動産投資は、有効な投資対象になり得ます。個人的にも、普通のサラリーマンが数千万円のフルローンで不動産投資をするのはリスクが高すぎると思います。

そこで、どうしても不動産投資がしたいサラリーマンの方におすすめなのが

 

②の投資信託タイプの不動産です。

 

これは、投資家みんなでお金を出し合って、たくさんの不動産投資をしましょう。見返りとして、分配金という形でお礼を支払いますよ、というタイプのいわゆる投資信託です。(もちろん元本割れのリスクがあります!)

通常の投資信託は、株や債券ですが、その部分がマンションなどになったものです。日本ではJリートなどと呼ばれます。

どうしても不動産投資をしてみたい方は、まずは、不動産の投資信託から始めてみるのはいかがでしょうか。

数万円程度から始めることができます。

皆様の投資の一助になれば幸いです。

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