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グローバル投資とは、世界への投資のこと
こんにちは。
金融教育研究所の佐々木裕平です。
今回は、グローバル投資と為替リスクについて、少し見てみましょう。
グローバル、すなわち世界へと投資の目を向けることは重要です。
なぜでしょうか。
それは、分散投資を突き詰めると、世界全体への投資に行きつくからです。
また、少し前(例えばインターネットが普及する20年、30年前など)では、世界への分散投資は大変手間のかかるものでした。
ところが現在では、初心者であっても、ネット証券を通じて、百円程度から世界全体への分散投資が行えます。
グローバル投資で重要なのは、為替リスクの影響?
さて、そんな世界全体への分散投資ですが、国内への株式・債券投資などと異なり、大きな影響を与える存在があります。
何でしょうか。
それは為替リスクです。
為替リスクとは
為替リスクとは、為替レートの変動に伴うリスクです。
当たり前の話かもしれませんが、世界各国の投資家は、自国通貨を用いて自国内で消費をします。
日本人の場合、日本円で買い物をしますよね。
つまり、日本の投資家は日本で円を用いて世界への分散投資をする場合、現地通貨建ての為替リスクを背負わないといけません。
また、さらにもう一歩踏み込めば、日本の投資家が世界への分散投資を行う場合は
- 現地通貨建ての価格変動リスク+為替リスク
の両方を背負わないといけません。
同じようにリターンが発生しても、円安・円高により、さらに損得する
ものすごく乱暴に言うと、外国の資産に投資をした場合、円安になると儲かりやすくなります。
反対に円高になると儲かりにくくなります。
例えば、外国の株式が上昇していても、大きく円高になっていると、損をすることもあるのですね。
また、外国の株式が下落しても、大きく円安になっていると、得をすることがあります。
また、その外国の株式を自国通貨で保有している人は、上記と反対に損得しやすくなります。
同じ地球上で、同じ投資対象なのに、とても不思議で面白いですね。
外国株式や為替リスクのもっとも簡単な勉強方法
とはいえ、昔の私は上記のような説明を見ても、サッパリ分かりませんでした(笑)。
まあ、いまもまだまだ勉強中なのですが。
ちなみに個人的に最も良い勉強方法とは、「少額でもいいから、外国の投資対象を買ってみる」だと思っています。
ヒトの右脳(かどうかはうろ覚えですが)は潜在意識がメインだと言われています。
そして脳の神経活動はほぼ9割以上が潜在意識に使われているそうです。
で、良く分からなくとも、外国に投資を少額で行ってみる。
そうすると、良くできたもので潜在意識が無意識のうちに、いろいろな情報を集め出します。
その情報収集と処理能力は、とてもすごい、らしいです。
広島に住むと、カープファンでなくとも、カープの情報に詳しくなるのによく似ている気がします(笑)。
こんな感じで、為替や海外の情報をいつの間にか入手・理解できます。
もちろん専門的には勉強が必要ですが、それでもある程度は入ってきます。
世界への分散投資が気楽にできる現在。
お金を世界に勉強に出してもいいのかもしれません。
それではまた。