こんにちは。
金融教育研究所の佐々木裕平です。
ここ数年ほど、髪の毛を短めにカットしてもらっています。
ただそうすると、どうしても幼く見えてしまいます。
これが仕事上で結構困ります(笑)。
Contents
実験の結果はいまはまだわからないもの
いまの私は40代になりました。
ただ20代のころは、社会で働いていてもひどい時には十代に間違えられました。
30代になっても、さっぱり貫禄がつかず、複数の初対面の人たちと会うと、明らかに「年下に見られているなあ(汗)」という場面が多いです。
そして40代になっても、やはり年齢よりも若く見られがちです。
そこで今年は少し髪を伸ばしてみようと思います。ショートからミディアムくらいに。
さあ、功を奏すでしょうか。
資産形成で重要なのは分散投資とポートフォリオ
さて「佐々木の髪の話などどうでもええわい」とお思いだと思います(笑)。
まさにその通りです。そして髪を伸ばした結果がどうなるかは、未来のことであり、不透明です。
一方で資産形成、金融経済学においては、「これで未来の8割くらい、結果がきまるけえね!」と考えられていることがあります。
何でしょうか?
それは「ポートフォリオ」です。
ポートフォリオとは、複数の投資機会集合体です。
というと難しいですが、要はいくつかの株式や債券、安全資産(預貯金など)の組み合わせのことです。
ポートフォリオ理論の考え方は、分散投資でリスクを減らす
そしてこのポートフォリオで重要なのは、「分散」です。
この分散とは、「たくさんの投資対象に投資をする・保有する」ということです。
あ、ちなみに「頻繁に売買を繰り返して、売却差益で一発当てる! 当てたい!」のは投資ではありません。
結果がランダムウォーカーだから、運しだいのギャンブル=投機になるのですね。
まあ、昔の私は一時期、頻繁な売買の手法を真面目に勉強してしまっていましたが(笑)。
悪い見本です(汗)
現代ポートフォリオ理論の結論では「安全資産」も重要な要素
さて一般的に、投資と言えば、株式や債券などを保有することです。
というイメージですが、ことポートフォリオを考える際に、時として重要になるのが「安全資産(預貯金など)」です。
現在ではほぼ無金利・金利ゼロですが、ポートフォリオを考える際には重要なのですね。
さっくりいうと、ポートフォリオにリスク資産だけでなく、安全資産(預貯金など)も組み入れるとポートフォリオの投資機会集合体の幅が広がるのですね!
うーん、しびれます! (本当に)
ちなみに同じリスク(標準偏差)で期待リターンが最大化されているところを、効率的ポートフォリオと言います。
なんて無駄のない清らかな響きなのでしょう。
そして、その効率的ポートフォリオの投資機会集合体を線で結んだところを、「効率的フロンティア」と呼びます。
とても美しい線です。ホントに。
先人の研究と結果は本当に素晴らしいです。
分散投資とポートフォリオを実践しても、金融危機は免れない
とまあ、金融経済学的には、有効フロンティアの中の、効率的ポートフォリオを自分のリスク許容度の中から最適なポートフォリオを探せばいいよね。とはなるのですが、それで「絶対儲かる」とはなりません。
昨今猛威を振るう、コロナショックの影響を受ければ、上記を実行していても、大きく資産額が目減りします。
こればっかりはどうしようもありません(笑)。
そこで重要なのは、運用に対する知識ですね。
資産形成はトータルで知識を深めることが重要だと改めて感じます。
それではまた。