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リスクプレミアムとは、リターンを生むリスク
こんにちは。
金融教育研究所の佐々木裕平です。
資産運用の世界では、しばしばリスクプレミアムという言葉が出てきます。
どんな意味なのでしょうか?
リスクプレミアムとは、いわばリターンを生むリスクです。
しばしば市場リスクとも呼ばれます。
ちなみにリターンを生まないリスクは非市場リスクです。
資産運用の世界での効率が良いとは?
資産運用の世界では、同じリスクなら、よりリターンが高い方が効率が良いと判断されます。
また、同じリターンなら、よりリスクが低い方が好ましいです。
同じ理由ですね。
つまり、同じ金額で資産運用を行うのであれば、リターンを生まないリスクを排除して、リターンを生むリスクだけを残した方が良いわけですね。
それを現実にするのが、効率の良いポートフォリオですね。
資産運用の世界では、リスクとリターンは概ね比例するはず
そして資産運用の世界では、リスクとリターンは概ね比例するはずです。
グラフ(縦軸にリターン・横軸にリスク)を取れば、右上に一直線に伸びていくようなイメージです。
すなわち現実的には、ローリスク・ローリターンであり、ハイリスク・ハイリターンというおなじみの図式です。
現実の生活でもリスクプレミアムはあるのか?
さて、それでは現実ではリスクプレミアムはあるのでしょうか。
現実世界では、様々な不確実性があります。
例えば起業。
多くの人々が夢を描いて起業をします。
しかし変動幅(リスク)がありますので、短期間に消え去ってしまう人もいれば、長期滞在したのちに、やはり大きなコロナショックなどで退場を余儀なくされる人もいます。
もちろん人とこの現実世界は、金融経済学がそのまま使えるわけではないと思います。
しかしそれでも、リスクを背負えば、それなりの見返り(リターン)を生み出してくれるものかもしれません。
ただ、それはやはり、資産運用と同じく、短期ではなしえないのかもしれません。
長期分散積立投資のように、長期間、こつこつと、地道に小さなことを積み重ねていくことが重要なのかもしれません。
そうすると、いつの日か、報われる日が来る、のかもしれません。
というか、来てほしいです(笑)。
それではまた。