資産運用に【おすすめ】なのは 株式・投資信託どっち?

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【投資家のジレンマ】が働くから、投資信託には勝てない?

株式投資と投資信託、どっちが良いのでしょうか?

 

東京証券取引所によると(2016年7月)

国内の投資家は、

  • 77%が国内株式
  • 47%が投資信託

という結果でした。

 

三位の国債が13%ですので、ダントツで株式と投資信託が人気がありますね。

以下、

リート(不動産投資信託

FX

外国株式

ETF(上場投資信託

と続きます。

 

この結果から見ても分かるように、株式と投資信託は

日本の投資における2大スターと言えるかもしれません。

 

株式と投資信託は違う個性を持っている

株式投資は、文字通り企業の株を売買する投資方法です。

つまり、ピンポイントで投資するわけですね。

 

それに対して、投資信託は、複数の企業の株式や、債券を内包した金融商品です。

こちらはピンポイントではなく、広い面で投資するイメージです。

 

株式投資は夢がある!

株式投資は、典型的なハイリスク・ハイリターン商品です。

上場廃止や倒産などで無価値になる可能性もあれば、

現実に株価が100倍になることもあります。

 

そのため、株式投資では銘柄選びも重要になります。

いかに、お買い得銘柄を探すかが重要なのですね。

 

株式投資における投資家のジレンマとは?

しかし、株式投資では平均点(たとえば日経平均株価など)の

成績を上回り続けるのは困難と言われています。

なぜでしょうか?

 

※参考文献:日経文庫 ETF投資入門 カン・チュンド著

 

その一因として「投資家のジレンマ」なるものがあるといわれています。

著者によりますと(抜粋)

(中略)互いが他の4人を出し抜いて「収益の機会」を得ようと努力すればするほど、

結果として他の4人を出し抜くことが難しくなってしまうのです。

なぜなら、ひとりの投資家は市場の平均を担う「一部」であるためです。

これが「投資家のジレンマ」と呼ばれる現象です。

 

つまり、個々の投資家の能力にムラがある場合には掘り出し物が存在する

(日経平均株価などの平均点を越えやすい)けれど

みんなが能力を高めると、結果として効率的な市場を作ってしまう…。

すなわち、個々の投資家が頑張れば頑張るほど、平均点を抜きにくくなる・・・・という例のようです。

 

なんだか面白いお話ですね。

 

結局平均点が有利?

それなら、いっそのこと

「個別の株式投資ではなく、

市場の平均点を買えば良いんじゃないの?」

という考え方もできます。

 

そのような形の投資信託を

インデックスファンドと呼びます。

インデックスとは英語で指標のこと。

意訳すれば平均点の投資信託というところでしょうか。

 

掘り出し物を見つけられれば、株式が有利?

とはいえ、投資家のジレンマは必ずしも発生する訳ではありませんね。

ですから、100倍になるような株も現実に存在します。

(100倍になるまで、売却を我慢できるかどうかは別問題ですが)

 

そこで、株式投資でリスクを抑えながら運用成果を高めたい時に思い浮かぶのが

分散投資です。

 

リスクを恐れて個別株で分散投資すると、チグハグになる?

けれども、これもやはりメリットとデメリットがあります。

分散投資のメリットは、リスクを低減させる効果が望めることです。

 

しかし、その一方で分散投資をすればするほど

市場の平均点であるインデックスファンドと同じような値動きになってしまいます。

 

夢を取るか、現実を取るか?

投資信託も株式投資も、やはり一長一短がありますので

最終的には、個人の性格に合った方を選ぶのが結果として良いように思います。

 

それは、投資の基本が長期投資だからです。

株式も投資信託も長期で保有しないと、大きな効果は望めません。

長期持つということは、自分に合った投資方針・対象でないといけませんね。

 

 

 

まとめ

  • 株式投資は「夢」のある金融商品
  • 平均点を取るなら、投資信託(インデックスファンド)に分がある
  • 一長一短があるので、自分が長期間付き合えるかどうか? も大事

 

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