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海外ETFについて
ETFとはイーティーエフと読みます。
これは頭文字を取った通称で、正式にはExchange Traded Fund です。この頭文字でETFというワケですね。
何か特別な金融商品のような気がしますが、中身は投資信託です。でも、どうして普通の投資信託とは呼び名が違うのでしょうか?
それは、ETFの日本語訳に答えがあります。つまり、エクスチェンジ・トレーデッド・ファンドとは、「上場していて取引できる投資信託」という意味。
つまり、ETFとは上場投資信託なのです。
ヽ(^o^)丿「どーゆーこと? 上場してない投資信託なんてあるの?」
あります。それがいわゆる、投資信託です。すなわち、銀行や証券会社で販売されている投資信託は、正しくは上場していない(非上場)投資信託です。
ですから、いわゆる投資信託は、証券会社や銀行ごとに、取扱い銘柄が違います。物によっては、ソコでしか買えません。これは非上場の投資信託だからです。
ヽ(^o^)丿「じゃあ、ETF(上場投資信託)はどこで買えるの?」
ETFはどこの証券会社でも買えます。
株と同じように上場しているからです。株もどこでも買えますよね。
さて、こんなどこでも買えるETFですが、銘柄を探すときに便利なのが↓の本です。↓の本は、東証公式のETF名鑑の表紙です。
このETF名鑑には、ETFの銘柄が全て載っています。
もちろん、国内のETFから、海外に投資できるETFも載っています。
さて、ETFを選ぶ時の目安に
純資産総額が多いかどうか?
というものがあります。
これは、純資産総額があまりにも少ないと、運用が途中で終了し、強制償還(その時の値段で決算される)されてしまう可能性が高いからです。ですから、比較的純資産総額が多いものをピックアップして、その中から投資したい商品を選ぶことが無難です。
で、気になるのが、高配当だったり、値動きが多そうで儲かりそう(必ずしもそうではありませんのでご注意ください)な海外のETFです。
ものによっては、外国投資口座を開かずに、いつもの証券総合口座から取引できるので便利です。そこで、あなたは、↑の本や、ネットで、気になる海外のETFをチェックするでしょう。すると、一つ疑問がわくはずです。
海外ETFの見分け方
ヽ(^o^)丿「海外ETFは純資産総額が書いてないじゃない!」
これは、東証公式のETF名鑑でも同様です。この理由は、その海外ETFを管理している会社が東証を通じて情報を開示していないためのようです。
これは、推測ですが、外貨換算にするので、為替の影響で大きく数字が異なるから載せていないのも理由の一つかな? とも思います。
ヽ(^o^)丿「とはいえ、純資産総額が分からなかったら、怖くて買えないよ」
という風に思われるかもしれません。
ですが、大丈夫。じつはきちんと公表されています。
調べ方の一つとして、例を挙げましょう。
1389 UBS英国大型100(略称)
という海外ETFの銘柄で見てみましょう。
①まず、UBSという運営会社のサイトへ行きます。
②日本語を選択します。
③日本語サイトの中で「商品情報」をクリック
④1389UBS英国大型100(略称)の「ファクトシート」をクリックします。
⑤ファンドの統計情報の中に純資産総額があります。
この記事を書いている時の情報では、118.73百万ポンドとなっています。
1ポンドが137.99円ですから、純資産総額は、163億円程度と分かります。
他にも、配当利回りが3.69%などということも書いてありますね。
このようにすると、海外ETFでも、純資産総額を把握することができます。
皆様の投資の一助になれば幸いです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。