退職金1000万円運用 元本保証の金利が高めの専用定期と投資信託のセット

福沢諭吉

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知っておきたい「退職者向け専用定期」と「退職金専用プラン(投資信託)」の注意点

※今回の記事は、日本経済新聞の記事をもとに作成しています。

 

定年退職をすると、退職金が受け取れることがあります。

人にもよりますが、相場は1000万円~2000万円ほどのようです。

 

しかし、この種類のお金は、一気に使う性質ではなく、

老後のために、徐々に使っていくべき種類のものです。

 

そこで運用先、預け先をかんがえるわけですが、

どのようなものがあり、どのような注意点があるのか、見てみましょう。

 

退職者向けの高めの金利設定の定期預金がある?

結論から言いますと、退職者向けに通常の定期預金に比べて

高い金利を設定している定期預金があります。

 

その名は、退職金専用定期預金です。

そのままですね。

 

しかし、ご存知のように、現在は超低金利の時代です。

そのため、2016年2月にみずほ銀行が停止にし、

2017年9月末にはふくおかフィナンシャルグループ3社が取り扱いを停止しました。

 

ですが、まだ一部の地方銀行では継続しています。

 

退職金を受け取ってから1年以内が条件?

退職金専用定期預金の利用にはいくつか条件があります【例外あります】。

  • 銀行の営業区域内に在住もしくは勤務先があること
  • 退職金を受け取ってから1年以内であること(短いところは3か月以内)

 

肝心の金利はいくら?

  • 北越銀行の場合、店頭表示金利に年2・0%上乗せ
  • 山口銀行 年2%の特別金利

 

現在の普通預金の金利が0.01%程度ですから

元本保証の運用としては、とても高いです。

 

そんなにうまい話はない

しかし、残念ながらこれにも裏があります。

実はこれらはいずれも預入期間が3か月なのです。

 

つまり、上記の高い金利が付くのは3か月だけ

ですから、実際の年利は4分の1の0.5%程度ですね。

これでも今の普通金利と比べると大変に高いのですが。

 

退職金専用プランにご注意ください

以下、日経新聞記事を引用させていただきます。

注意が必要なのは、多くの銀行には「退職金専用プラン」といった名称で、

定期預金の預け入れと投資信託の購入を組み合わせるセット商品があることだ。

 

セット商品の定期預金は金利を年5~7%などとさらに高く設定しているため、

一見、有利に見える。

 

しかし、銀行で投信を購入すると一般的には

1~3%程度の販売手数料がかかる。

 

定期預金で3か月間だけ高金利が適用されても、

投信の販売手数料がかかり、

利息分が飛んでしまうことにもなりかねない。

 

銀行が退職金専用敵機を用意するのは、

いずれ投資信託や生命保険などを購入してもらいたいためだが、

投信のコストはネット証券の方が圧倒的に安い

 

まずは退職金専用定期で高めの金利を享受しつつ、

今後の資産運用の方針をじっくり考えるのが得策だ。

 

売り手と投資家は利益が相反する

なんだか、私が書いた記事のように、辛口な記事ですが、原文そのままです。

この記事って、結構、対象の銀行さんにとっては困ると思うのですが(笑)。

 

銀行は商売ですから、投資家からお金を多く取ろうとします。

それは商売ですから悪いことではありません。

 

ですが、私たち投資家にとっては、困ります。

ネット証券の方が手数料が安い=実質的な利益が上がりやすいのは当たり前ですね。

そしてもっとお得なのは確定拠出年金やつみたてニーサの制度です。

 

確定拠出年金やつみたてニーサはインデックス投資ができます。

まず押さえておきたいのが、この2種類です。

  • つみたてニーサ
  • 確定拠出年金

非課税の分だけ、複利効果をより一層高められます。

 

税金はコストとしてとらえると、非常に困った存在なのです。

インデックス投資は、一攫千金の投資ではなく、着実な資産形成に向いています。

(投資ですから、損をする可能性があります。常にプラスになる投資は、預貯金などを除いてありません)

 

ですから、つみたてニーサの推奨銘柄の9割近くはインデックス投資信託です。

 

インデックス投資は怪しい?

※インデックス投資は、怪しげな投資のことではありません。

世界標準の投資方法です。

 

そして、同じように利益が出たとしても、

投資では、1%のパフォーマンス・コストの差が、

最終的には大きな大きな違いになってきます。

(数百万円以上になることがあります)

合理的に資産形成をされたい方は、ぜひどうぞ金育研究所をご利用ください。

 

こんな風に誤解していませんか?

よく誤解されますが

  • インデックス投資信託を買えばインデックス投資になると思っている
  • 株式のようにインデックス投資信託売買している
  • リスクとリターンをもとにしたポートフォリオがない

 

このようなのは、残念ながら「なんちゃってインデックス投資」です。

投資の道具が株式からインデックス投資信託に変わっただけなのですね。

 

急がば回れのインデックス投資

金育研究所では、Modern Portfolio Theoryを軸とした

合理的なインデックス投資の基礎から具体的な運用方法までを軸に

投資・資産運用の個別相談にて、ご提案しています。

 

投資をしたことがない人にもわかりやすく解説します。

また、各種セミナーも定期的に行っております(有料)。

 

学校・企業・団体様向けの出張セミナーも承ります。

「投資が怖い」

「投資で失敗したくない」

「ハラハラドキドキしたくない」

「一攫千金ではなく、着実に資産を形成したい」

そんな方は、どうぞお気軽にご利用ください。

 

MPTに基づくインデックス投資の特徴
  • パソコンとにらめっこする必要がない
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