Contents
コロナショックで2020年3月には大幅に下落したけど、すぐ戻った
2020年3月20日ごろ、全世界の株式は1月の最高値から、一気に30%程度まで下落していました。
世にいうコロナショックです。
新型コロナウイルスの影響により、世界中の人・モノの流れが滞り、半年先などの経済状況がより一層不透明になったので、ちょっと先に反応する(先行指数である)株式の値段が大きく下落しました。
短期的には大きく値下がりしたけれど
こんにちは。
金融教育研究所の佐々木裕平です。
コロナショックの3月は大変に激しい値動きをしましたね。
Aさんという人がいて、もしも仮に大きなお金を2020年1月に「100」全世界株式に投資していれば、3月20日ごろには「70」程度にまで下がっていました。
このAさんからすると、「一気に投資をするのではなかった・・・」となるかもしれません。
このままAさんが慌てて売却をしてしまえば、「30」の損失が確定してしまいます。
急落時に勇気を出して変えた人には大きな恵みが得られた
ところが、Bさんという人がいて、もしも仮に2020年3月20日ごろに「100」全世界株式に投資をしていれば、8か月後の2020年11月20ごろにはおよそ「150程度」に増えています。
Bさんからすると、「ああ、あの時買っておいて、本当に良かったなあ」と思うでしょう。
高い時に買った気持ちの人も、我慢していれば報われた
また、もしもAさんが3月の暴落にもめげずに、そのままほったらかしにしていた場合、やはり8か月後にはほぼ「100」に戻っています。
今後のことは誰にも分かりませんが、個人的には世界的に金融緩和が継続して行われるとした場合、今後も株価は大きくなり続けるのではないかと思います。
そして金融緩和が終わった数年後も、増えたり減ったりを繰り返しながら、この世界の株式は大きく成長を続けていくのではないでしょうか。
結局、数十年後の未来から見れば、いまは買い時なのかもしれません
そして、2060年1月になった時、過去60年分の全世界株式の値動きを振り返ったAさんとBさんはどう思うでしょうか。
「なんだ、40年前のあの時は落ち込んだ・喜んだけれども、数十年間の長期的な機関で見れば、コロナショックなんて大したことなかったな。
っていうか、長期的に見れば、過去はいつでもお買い得じゃないか。
あんなに悩んで損した。あっはっはっ」
となるかもしれません。
それではまた。