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投資信託会社の実力、いわゆる運用力は事前に分からない
2019年7月20日の日本経済新聞社の記事見出しの中に「投信会社『運用力』で選ぶ」というものがありました。
記事は過去五年で見た投資信託会社別の運用実績ランキングが載っており、とても良い記事でした。
投資信託の会社の運用力は事前には分からない
ここで誤解がないように注意したいのが、これはあくまでも過去5年間のランキングだった、という点です。
わかりやすく言うと、過去五年での上位がたとえナンバー1だったとしても、今年、そして来年もナンバー1かどうかがわからない、ということです。
その理由は、未来のことは事前に分からないからです。
つまり、過去運用成績の良かった投資信託会社が今年も良いという保証はどこにもないのです。
また、過去の運用成績が悪かったからと言って、未来も悪いとは限りません。ひょっとしたら、ナンバー1かもしれないのです。
これは、市場の値動きがランダムウォーカーだから起こりえます。
わかりやすく言うとでたらめなのです。
おすすめの投資信託はアクティブ型投資信託? インデックス型投資信託?
投資信託には大きく分けて二種類があります。
アクティブ型投資信託とインデックス型投資信託です。
理論上は、どちらが有利でしょうか?
筆者はインデックス型投資信託だと考えています。
また、日本経済新聞の同記事では、このような興味深いデータも紹介されていました。
要約するとこんな感じです。
国内株式型→45社中31社のアクティブ型投資信託がインデックス型の平均を下回った。
先進国株式型→49社中42社のアクティブ型投資信託がインデックス型投資信託の平均を下回った。
バランス型→38社中33社のアクティブ型投資信託がインデックス型投資信託の平均を下回った。
どう解釈するかはその人の自由ですが、筆者はとても興味深い印象を受けました。
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