こんにちは。
金融教育研究所の佐々木裕平です。
皆さんは投資(資産運用)が怖いですか?
ちなみに昔の私は
- 「投資? 損する可能性が一円でもあるのなら、ムリ! 絶対投資しない! ダメ、絶対!」
という人でした(笑)。
でもいまでは「少し詳しい人」になって、投資に対して理論的に向き合えるようになりました(と思っています)。
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投資が怖い時は、何が怖いのかを明らかにして、そのうえで「どうするかな?」と考えるのが良い気がします。
昔の私のように
- 投資は損するからイヤ!
- 危ないことはしたくない!
という人は多いと思います。
たぶん8割くらいの人は、直感的にそう思うのではないでしょうか。
また、生物学上、そのように「怖いことを恐れる能力」は非常に重要なことだと思います。
そうでなければ、(怖いことがわからない要素を持つ群は)野生下では簡単に絶滅します。数年ではなく、数十・数百万年単位での「あっという間」です。
行動経済学上でも、人は損失回避性(同じ金額の損得でも、損の方をかなり重くとらえる)という性質が明らかになっています。
いま生き残っている人類群(私たち)は、臆病で、怖いものをことさら恐れる群だからこそ、いま生き残って、繁栄していると思われます。
怖がることは非常に重要です。
・・・ただそれだけでいいのでしょうか。
これからの時代は少子高齢化が進行していくことが、高い確率で予想されます。
そうすると公的年金が減少する可能性が高まります。
多くの人(いまの若い人ほどそうなる、これからの子供たちにとっては特に重要)にとって、厳しい老後が迫ります。
そこで、投資(資産形成)の必要が出てきます。
現在では、iDeCoやつみたてニーサという公的な投資制度もできています。
でも、怖い! から多くの人は行いません。
投資を正しく怖がってほしい
投資(資産形成)には、知っておいてほしい知識が結構あります。
でも、それは少し学べば、誰でもすぐにわかることばかりです。
※ちなみに筆者は、誰にでも専門的な知識が「あっさりわかる本」を書くことをテーマにして活動しています。
例えばこんなこと
- リスクってなんだろう?
- 期待リターンってなんだろう?
- 分散投資したらどうなるの?
- 分散投資しなかったら悪いことあるの?
- 長期間やったらいいことあるの?
- どのくらい損するの?
- 損をしにくくするにはどうしたらいいの?
- 運用ってどうしたらいいの?
などなど。
こんなことは、少しきちんと学ぶことができれば、すぐにわかります(ホントです)。
- 統計的な数値で、この組み合わせ(ポートフォリオっていいます)にしたら、
- このくらいの期待リターンとリスクで、一年後はこのくらいの範囲に値動きが着地するよ。
ということも、いまでは、おおむねわかります。
※これは未来がわかる、ということではありません。未来のリターンの可能性の振れ幅(リスク)が統計的にわかる、ということです。
必要な知識を得て、「じゃあ、どうしようかな?」と考えてほしい
そして、それらのことを理解したうえで、
- じゃあ、私は投資をしようかな
- このくらいの組み合わせでやろうかな
- やっぱり怖いから投資はしない
などと本人が判断して決めること、「決められるようになること」が本当に大事なことではないかと思います。
私はお金の勉強をして、「よし! それなら私は資産運用・形成をしよう」と思いました。
投資が怖くて、まったくしたくない人にこそ、ぜひ一度、資産形成のことを知ってほしいと思います。
それではまた。