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格付けについて、わかりやすく解説
債権とは、債権を証券化したものですが、
色々な種類があります。
国債や社債が有名なところです。
その債券投資の中で、格付け、と呼ばれる言葉があります。
いったい、どのようなものなのでしょうか?
格付けとは? なぜ必要?
格付けは、民間の格付け機関が設定してます。
でも、どんなもので、なぜ必要なのでしょうか?
基本的に、債券投資では、債権を発行している企業などが経営破たんなどすると、
元利金の支払いが滞る可能性が出てきます。
※国債などでは、安全性が高く、国が破たんしない限りは元本保証だと一般的に考えられます。
※社債などでは、途中売却すると元本割れなどの可能性もあります。
債券投資というと安全な気がしますが、中にはリスクの高いものもあるのですね。
そこで、格付けの必要性が出てきます。
民間の格付け機関が、債権の信用リスクを判断値できるように、
特定の記号で格付けを表現しています。
どんな表記で格付けされている?
どのような格付けの表記があるのでしょうか?
ココでは一例として、一般的な格付け会社の例を見てみましょう。
参考:ウイキペディア
信用リスクが低い順に
AAA |
AA |
BBB |
BB |
CCC |
CC |
となっています。
・・・シンプルですね。
民間の格付け機関が債券に格付けをしていますので、
期間によって、同じ債権でも評価が異なることもあるようです。
また、一部の格付け機関では、格付けの表記も異なります。
債権の格付けは、どこまで投資適格対象なの?
さて、上記のように格付けの表記があるわけですが、
実際の投資の際に、どのように考えたらよいのでしょうか。
一般的には、次のように言われています。
- BBB以上の債権を投資適格債
- BB以下のものをジャンク債(ガラクタ債)・ハイイールド債・投資不適格債券
となっています。
・・・なかなかBB以下の名前は、パンチが効いていますね。
格付けをどう判断する?
BBB以上の投資適格債は、どんな意味なのでしょうか?
それは、償還まで元利金の支払いが滞る心配が「少ない」ものを指しています。
一般的には、利率が低い傾向です。
では、BB以下の投資不適格債券はどうでしょうか?
こちらの方は、償還まで元利金の支払いが滞る心配が「高い」ものを指しています。
債権のメリットが考え方によっては、変わってきそうです。
そして、リスクの高い反面、利率が高い傾向にあります。
どのような格付け会社があるのか?
代表的なところでは、
- スタンダード&プアーズ(S&P)
- ムーディーズ
- 格付け投資情報センター(R&I)
- 日本格付け研究所(JCR)
- フィッチ・レーティングス・ジャパン
などが挙げられます。
まとめ
投資では、損をすることがあります。
さらに投資においては、様々な種類があります。
合理的な投資方法や対象などを、じっくりと理解してから行うことが大切かもしれません。