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普通社債のメリットとデメリットはなに?
今回は、普通社債について見てみましょう。
①そもそも債券とは?
債券とは、借金の証書のようなイメージです。
別の言い方をすると、債権を証券化した感じですね。
企業が発行する債券を社債、
国が発行する債券を国債
などと呼ばれます。
②普通社債とは?
普通社債とは、民間の会社が発行する債券です。
または、事業債と呼ばれることもあります。
以下のようなものがあります。
- 電力債(電力会社)
- NTT債
- JR債
- JT債
- 一般債(その他の事業会社が発行)
- 銀行債
利付債が一般的なようです。
③普通社債はどこで売っているの? いつ売れる?
証券会社で扱っています。
一般的に、株式市場よりも債券市場の方が
プロ(機関投資家)が多いので、より一層
価格に対しては間違い価格が起こりにくいのではないか、と言われています。
(例えば、株式や仮想通貨では、実際の価値よりも高い価格が付くことがありますよね。ブームやバブル。)
また、基本的にいつでも売れますが、市場価格が毎日変動しています。
(場合によっては、元本割れが起こり得ます)
④普通社債の利回りは?
一般的に、企業の信用度や年限によって変わります。
一般的に、格付けが低いほど利回りが高い傾向にあります。
(格付けが低い=信用度が低い)
(信用度が低いと、買い手があまりいない、その分価格が下がるので、
事実上の利回りが上がる傾向にある)
また、期間が短いほど利回りが低い傾向にもあります。
⑤普通社債のメリットは?
そんな普通社債のメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
- 傾向として、国債・地方債よりも信用度が低い=利回りが高い傾向にある
- 同じ発行会社でも、利回りや期間が異なり、多様な選択肢がある
- 満期まで持っておくと、額面金額で償還される
- 原則として、利息は年二回支払われる。
まさに、社債ですね。
⑥普通社債のデメリットは?
普通社債が国債よりも利回りが高い傾向にある、
ということは、次のようなデメリットがあります。
- 発行している会社が倒産するなどした場合、リスクがある
- 途中で売却した場合、元本割れの可能性がある
- 利回りが低い場合、インフレが強いと、実質的(相対的に)に価値が減ることになる可能性がある
- インフレに弱い
債券投資と言えども、元本割れや、
倒産などに気を付けないといけないわけですね。
また、総じてインフレに弱い傾向にあります。
※インフレに強いと言われているのは、一般的に株式投資です。
⑦満期までの期間はどのくらい? いくらぐらいで買える?
期間は、各社債によって異なります。
2年や20年など、様々です。
購入単位となる額面は、10万円や50万円、100万円などがあります。
まとめ
債券投資は、個人投資家にとっては、ハードルが高い、と言われることがあります。
理由は様々あります。
例えば、格付けと、利回りと、価格をどう判断したらよいのか、よくわからない、などですね。
個人にとって大切なことは
「良く分からないものには手を出さない」
これです。
変なものに手を出さなければ、少なくとも、失敗はしないわけですから。