分散投資とは? メリットはポートフォリオ理論にあるんです!

こんにちは。

金融教育研究所の佐々木裕平です。

今年は薬の効果により、花粉症の症状がほとんど収まっています。

クスリってすごいですね。

さて、前説と全く関係ないですが、お金を増やすこと(資産形成)において重要なことって、割と良く知られています。

何でしょうか?

 

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分散が投資では大事

答えは分散です。

つまり、お金を投資する対象を一つじゃなくて、二つに分ける。

これがいわゆる分散投資です

もちろん、二つだけじゃなくて、数百から数千程度に分ける、これが分散投資ですね。

 

分散投資のメリット! リスクが下がる!

でも、どうして分散投資が良いのでしょうか?

ポートフォリオ理論と呼ばれるものでは、それについて詳しく記されています。

要点をまとめると「あんさん、分散すると、ポートフォリオの標準偏差が下がりまんがな!」ということです。

 

分散投資すると標準偏差が小さくなる!

「標準偏差ってなんやねん!」

というツッコミが聞こえてきそうです。

標準偏差とは、リスクの塊(幅)のことです。

リスクとは値動きの振れ幅、リターンの分散・散らばりですね。

おっと、こっちの分散はまた違う意味の分散です(汗)。

ややこしい(笑)。

 

つまり、「あんさん、分散投資すると、あんさんの資産が、値動きの振れ幅がえらい抑えられまっせ!」ということです。

なぜ関西弁なのかは、書いている私にもわかりませんが(笑)。

 

分散投資のメリットを生かすには、値動きが違うことが大切

ちなみにどのくらい分散投資によって標準偏差(リスクの塊)が小さくなるかは、組み合わせる金融商品の相関係数によって変わってきます。

「ようわからん!」

そうですね。

相関係数とは、早い話が値動きの動きのクセですね。

このクセが違うものを持っていると、お互いの値動きの振れ幅(リターンの散らばり=リスク)が干渉し合い、リスクを下げる、というわけですね。

あっ、リスクがあるからこそ、期待リターンがあるのですね。(面白い! ここ大事ですね)

 

それがどうかしたか、というと、どうかします。

つまり、似たような値動きのモノばかりを持っていると、「分散してるつもりの分散投資」になってしまうということですね。

わあ、怖いですね。

 

リスクを背負うと、いいことが期待できる

ちなみにリスクのある投資対象(例えば株式!)に分散投資をすると、預貯金などの安全資産に投資をするよりも、「いいこと」が期待できます。

別の言い方をすると、リスクを背負うことで安全資産よりも追加のリターンが補償されるだろう、と金融経済学では考えられます。

ここも楽しいですね! ワクワクします!

注意点は、保証じゃなくて、補償ですね。

このリスクを背負うことによる預貯金よりも得られる追加の「いいこと」を金融経済学の世界では「リスクプレミアム」って言います。

 

資産形成で大切なのは、分散投資のメリットを生かした状態でのリスク許容度

サントリーのビールは「ザ・プレミアム・モルツ」ですね。

関係ない話でした(汗)。

ちなみに私は基本的にお酒を飲みません。

飲むと夜に勉強や研究ができません。

さて、分散が十分にできており、そのリスクを許容できるニンゲンがいた場合、リスク許容度を満たしていれば、そのリスク資産にたくさんのお金を投資できることになりますね。

リスクを許容できなければ、それに応じて投資額を下げないといけません。

うーん、つまり、試算における投資額やポートフォリオにおけるリスク資産の投資比率は、リスク許容度と、そもそもの投資対象の分散した結果によるリスクに対する数値が重要! ということですね!

まあ、ステキ!

 

分散の世界、そしてリスクの世界はとても奥が深くて面白いですねー。

ちなみに私はいま、というかずいぶん長くリスクに対する勉強・研究がマイブームです(笑)。

あー! もっと知りたい! とても楽しい!

それではまた。

 

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