世界的にインフレ圧力や利上げの圧力などの影響により、株価の上昇が鈍っています。
このような時に思うのが、「いま売っといて、資金を確保しておき、上昇を始めたら、再び買えばいいだろう」という内容です。
ところが、資産運用では経験則として「通用しない」というのが一般的な答えです。
なぜか?
それは、次のような理由が挙げられます。
- このような停滞後の上昇は大変に素早いものであること
- 上昇は短期間に一気に終わること
- 上昇が始まった段階で「これが急激な上昇で、その後すぐに停滞する」というのが明確にわからないこと
- いつがその上昇なのか、誰にもわからないこと(終わった後に見ると、誰にでもわかる)
そのため、専門家であっても、「いま売っといて、資金を確保しておき、上昇を始めたら、再び買えばいいだろう」ということは狙ってもできるものではないと思います。
やはり、いつでも資金を市場にほったらかしにしておくことが、多くの場合においては正解になるものだろうと思います。