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元本保証なのに100万円も得する方法
↑のタイトルだけ見ると、
「元本保証で100万円も得する、だなんてサギかな?」
と思うところです。
(それが正常な反応だと思います)
しかし、確定拠出年金を利用すると、
本当に元本保証で100万円得をすることがあります。
毎月12000円で547万円貯まった上に、109万円得をする
それではシミュレーションを見てみましょう。
以下は、確定拠出年金のJISさまのHPからのシミュレーション結果を参照しています。
条件
- 企業年金のある会社員
- 現在22歳
- 年収:500万円
- 毎月の拠出額12000円
- 確定拠出年金の運用方法:元本確保型の貯金
- 年間節税額:28800円
シミュレーション結果(60歳時点)
- 累計拠出額:547万円
- 累計節税額:109万円
いかがでしょうか。
確定拠出年金の仕組みを使って、貯金をすると、上記条件の場合
毎年28800円ほど所得税が控除されます。
60歳時点で109万円節税効果が期待できます。
控除って何?
簡単に言うと、なかったことになります。
たとえば、所得税は収入が高いほど多くとられます。
会社員の場合は、給料が口座に振り込まれる前に、税金が引かれています。
ですが、確定拠出年金で貯めたお金は、極端に言うと、収入になかったことになるのです。
つまり、年収が低い状態になります。
すると、その分だけ、所得税が安くなる効果が生まれますね。
つまり、手取り収入が上記条件では28800円増えるのです。
銀行預金よりすごいお得
上記条件では、年間144000円貯めています。
それに対して、節税額が28800円なのですから、費用対効果がスゴイですね。
利回りに換算すると、20%相当です。
現在の銀行の利回りが0.01%ですから、
年間144000円を預けておいて、増えるのはおよそ14円です。
これだけ見ても、貯金のコツが確定拠出年金にあるのは分かりますね。
というか、かなりのチート(ずるい)状態です。
上記条件の場合、極端な言い方をすれば438万円で547万円が貯められるのと同じです。
(もちろん正確な表現ではありません。それをふまえた上でインパクトが伝われば幸いです)
確定拠出年金とは
では、そもそも確定拠出年金とは、どのような制度なのでしょうか。
これは、老後の生活に備えて、自分で自分のお金を準備・運用しましょうね、という制度です。
(変にうがった見方をすると、まじめに働いても老後の年金を国が面倒見きれない時代到来、という暗喩かもしれません)
ちなみに、確定拠出年金内で投資をすることも可能です。
仮に上記条件の人が利回り5%で運用すれば、
60歳時点では、1600万円(おまけに節税額が109万円)になる計算です。
冗談みたいですが、れっきとした年金制度です。
せっかくこのような(とても)お得な制度があるのですから、積極的に利用した方が良いのですが、
あまり認知されていないのが現状です。
2017年から、個人型(イデコ)もはじまり、日本のほぼすべての人が加入できるようになりました。
もちろん私(自営業者)も加入しています。
だってお得ですから。
自動的に引き落とされるから確実に貯まる
確定拠出年金の良いところは、自動的に引き落とされるところです。
これで、貯め損なったり、うっかり使ってしまうこともありません。
最初から無かったお金になるからストレスゼロ
貯金はストレスとの戦いですが、
確定拠出年金なら、不要です。
なぜなら、最初に引かれているからです。
会社員の方で、税金が毎月引かれているから、ストレスがスゴイ!
なんて人はいませんでしょう?
これは、最初から無かったお金になるからです。
デメリットは60歳!
もちろんデメリットはあります。
それは60歳になるまで原則引き出せないことです。
そのため、子供の学費や住宅の頭金には向きません。
数年先に使う予定のお金は、銀行預金などが良いでしょう。
まとめ
- 貯金のコツは天引き
- 確定拠出年金で賢く節税