NISAが二階建てになって、上限が総額122万円になる! ってどういうこと?

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NISAとは、少額投資非課税制度のこと

NISAとは、ニーサと読みます。

現在のところ、年間の上限120万円まで、非課税になる投資制度です。

非課税になるのは、売った時に得られる売却益や、配当や分配金などの利益です。

本来の税金はどのくらいなの?

本来は、投資で利益を得ると、およそ20%課税されます。

正確には、20.315%です。

つまり、百万円の利益を手にしたら、およそ20万円は税金として納めないといけないのです。

現状のNISAの特徴は?

現状のNISAの特徴は次のような内容です。

非課税期間 5年間
買えるもの 投資信託・ETF・個別株
年間購入上限額 120万円

2024年からは122万円で二階建て?

2024年から、制度の内容が刷新される見込みです。

非課税期間 5年間
買えるもの 投資信託・ETF・個別株
年間購入上限額 一階 20万円
年間購入上限額 二階 102万円

一階部分は、積み立て(たぶん指定の投資信託のみ)、二階部分は株式も買える?

現在分かっている情報としては、

上記の表にありますように、二階建てになる、ということです。

※個人的には、このようにしてしまうと、多くの人(投資初心者)の方には、

「よくわからないからやーめた」

となりかねないのではないかと感じますが。(行動経済学的にいうと、アクセシビリティが悪い

一階部分は、おそらく、金融庁指定の投資信託での積立となると思います。

内容は、つみたてニーサと同様だと思います。

そして、二階部分は引き続き個別の株式も買えるようになると思います。

ただし、原則として、一階部分での積み立てを選択しないと、二階部分での投資ができないようです。(良いことだと思います)

現在のNISAはどのくらいの人が利用しているの?

報道によりますと、ニーサ口座を開設している人は、およそ1100万人です。

およそ十人に一人が口座を開設していることになります。

一方、つみたてニーサは百人に一人程度と言われています。

残念ながらジュニアニーサは2023年末で終了

そして、千人中3人程度しかしていないという、普及していない制度のジュニアニーサは、2023年末で終了となる見通しです。

実に残念です。

筆者は金融教育を始めるなら、若いほど良い、と考えています。

そのため、金融庁のジュニアニーサという制度は大変良い制度だと考えていました。

しかし、使いにくい面があるのもまた事実でした。

今後は、既存のNISA・つみたてニーサを10歳からできる、などの年齢引き下げを行えばよいのになあ、と個人的に考えています。

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