男性のバセドウ病甲状腺全摘出手術ブログ・お金と健康の関係を改めて考えさせられたこと g4【バセドウ病手術前後のプロフィール写真の変遷】

こんにちは。金融機関から販売マージンなどを受け取っていない中立的なアドバイザーとして講演執筆活動をする佐々木裕平です。

2023年の12月に、甲状腺の全摘手術手術を受けましたので、個人的な備忘録として、記載したいと思います。

男性でバセドウ病、しかも難治性タイプで手術にまで至る人は少ないと思いますので、誰か困っている人の参考にでもなれば幸いです。

Contents

2005年ごろ? バセドウ病発症

あまり正確には覚えていないのですが、まだ某企業に勤めていた2005年ごろにバセドウ病が発症しました。

私の症状は次のようなモノでした。

  • 異常な発汗
  • 急激な痩せ
  • 眼球突出
  • ばてやすい
  • 頻脈 常時100~140程度

残念ながら、この頃の写真が一枚もありません。

当時の記憶では、ガリガリで目玉がぎょろぎょろしている男、という感じです。

髪も短かったですね。

非常に疲れやすく、一日の最後の食事(夜8時くらい)は、異常に食べていました。

普通の男性の3倍くらいは食べていたと思います。それなのに、ガリガリなのです。

ただ、当時は体力もあり、あまり気にせずに働いていました。

2002年まで、真剣に空手をやっていたので、体力的には、めちゃくちゃ自信がありました。

ですが、いよいよ目が出たところで、周囲から指摘され、病院へ行きました。

数日間の入院による点滴をしました。

ただ、当時は忙しかったので、そのまま病院へ行かずに勝手に治療を終了してしまいました。

また、私の住んでいた地域に甲状腺の専門医がいないことも、治療が中途半端に終わった要因の一つに思います。

ちなみに今調べてみると、男性でのバセドウ病は、数千人に一人程度のようです。

振り返りポイント!(こうしていたら、バセドウ病患者として、もっと良かったと思うこと!)

今思えば・・・・・・なのですが、専門医を探すべきでした。

当時、筆者のいた場所は鳥取県です。

割と大きな総合病院に行っていたのですが、専門医は当時はいませんでした。

意思は、分厚い本を片手に、「アレかな? コレかな?」と試行錯誤していました。

そもそも、男性のバセドウ病患者は珍しいので、真剣に対応してくれていない気もしました。

その後の専門医の診断では、起こらないことがいろいろとありました。

  • 行くたびに定規で目の幅などを計られる(笑)
  • これ、毎回固定していない状態で行うので、かなり誤差が出ると思うのですが、
  • そもそも、そんな検査、専門医しません、よね? 
  • 飲み薬が一切出ない ……出してほしかった。まず飲み薬でしょう。
  • 放射線治療をいきなり提案される(後から知りましたけど、その前段階に、投薬治療をすべきです)
  • その医師には不信感も抱いていたので、放射線治療はもちろん断りました。結果としてこれは良かったです。
  • 入院の点滴だけでは治らないので、さっさと専門医へ行くべきでした

もちろん、知識のない昔の自分がいけないのですが、いろいろと後悔です。

2009年ごろバセドウ病再発 甲状腺眼症(目が飛び出る)

そして数年後の2009年に再発します。

正確には、再発と言うか、自然に鎮静化していたものが、活性化してきたのだと思います。

ここでの勤務地のそばに専門医があったので、行きました。

この当時は広島県で働いていました。

ただ、やはり明確な医療処置が行われることなく、自然と行かなくなってしまいました。

個人的な意見ですが、男性のバセドウ病患者は珍しく、あまり真剣に対応されない、という気がします。

今思えば、まずは、エコー取って、採血して、星良かったです。

そうしたら、数値が高いのは分かるから、すぐに投薬治療を開始!

・・・・・・という、女性のバセドウ病患者には当たり前の対応をして欲しかったなあ、と思います。

残念です。

ちなみにプロフィール写真の変遷はこんな感じです。

・2013年

34歳ですね。体重はたぶん、64kgだったと思います。

なんだか昭和感が漂う写真です(笑)。

髪が長いです。

マラソンもしていたと思います。

お腹がポッコリと出ています。

パーマを時々あてていた気がします。

・2016年版

39歳です。体重は相変わらず62-64kgくらいだと思います。

膝が痛くて、散歩を中心に運動をしていたと思います。

写真ではわかりませんが、やっぱりお腹が出ています。

 

・2017年のラジオ出演の際の写真(左が佐々木で右がアナウンサーの方です)

38歳

まだまだ太ってますね。

この時期は、お酒を大量に飲んでいたと思います。

体重はたぶん64kgくらい。

髪にワックスをつけるのにはまっていた時期の木もします。

2018年ごろバセドウ病再発 甲状腺眼症(目が飛び出る)異常に疲れやすい

そして、2018年ごろに再再発します。

このころは、非常に疲れやすい状態でした。

少し歩くだけで、疲労困憊、という感じです。

目も飛び出てくるので、眼科で目に注射を三回ほど行いましたが、成果は見られませんでした。

この時の医師は、HPに甲状腺眼症が得意です、という旨の文言があったので行ったのですが、

あまり専門ではありませんでした。

そして新たに甲状腺の専門医にかかります。

ここで初の女性の医師です。

やはり、男性のバセドウ病患者が少ないからか「ま、違うと思うけど」という雰囲気で診察が進みます。

最終的に血液検査で先生曰く、「すみません、やっぱりバセドウ病でした」というところに落ち着きました。

医師は明らかに驚いた顔をしていました。

医者に真剣に取り合ってもらえないところがしんどいです。

その後、初めて! 抗甲状腺薬を処方されますが、数週間でアレルギー反応を示し、服用中止。

全身に蕁麻疹が出て、死ぬほどかゆい日が数日続きます。

かゆくて眠れなくて、それが全身で、もう二度とこうはなりたくない、と思いました。

・・・まあ、5年後に、別の甲状腺治療薬でもそうなるのですが・・・。

そこから、医師の指導のもと、ヨウ化カリウム丸を3年間ほど、飲み続けます。

プロフィール写真の変遷はこんな感じです。

2018年前期版 

広島の町中にオフィスを移した頃でしょうか?

39歳ですね。

体重がたぶんおよそ64kgですね。

ここら辺から、食生活を見直します。

お酒が急減します。ランニングも再開します。

2018年後期版

たぶん体重は61kgくらいですね。

ヨウ化カリウムはエスケープ現象(効かなくなる)が起こるので短期的に使わないと、まずいかも

ただ、3年経過したところで、次のような症状がみられました。

  • 甲状腺眼症はぴったりと止まらない(毎日目が痛い)
  • 脈拍が速くなる
  • 数値がいつまでも高い→徐々に高まる(ヨウ化カリウムが効かなくなってきた)
  • 疲れやすい

一言で言うと、治っていない。

難治性のバセドウ病のようでした。

それでも、延々と医師はヨウ化カリウム丸の処方だけを続けました。

合計、5年ほど続けます。

打つ手がないのか、ずっと様子を見ましょう、だけでした。

引越し先の新しい主治医のもと、お薬を変えますが、やはりアレルギー反応が出ます。

5年ぶりの全身じんましんです。

再び、めちゃくちゃつらかったです。

一時的にヨウ化カリウムに戻りますが、徐々に効かなくなるのは、想像できました。

プロフィール写真の変遷はこんな感じです。

2019年版

40歳。

このころから少しやせました(笑)。

少し目が大きくなった気がします。

57kgくらいです。

佐々木裕平とは

2021年版

42歳

2020年からひげを伸ばし始めました。

理由は若く見られがちだからです。

ところがコロナの影響でマスク生活なので、ひげがそもそも見えません。

体重は57kgくらいです。

 

佐々木裕平

 

手術の提案→手術

バセドウ病の書籍を図書館で借りまくって、読み漁ります。

このままでは、次のようなことが予想されます。

  • ヨウ化カリウムが効かなくなって、甲状腺が肥大する
  • バセドウ病が悪化する
  • 効く薬がもうない
  • 日常生活が困難になった挙句に、病院に救急搬送される
  • 甲状腺クリーゼのリスクが大きいまま、手術に踏み切る(死亡の確率が高まる)

これはまずい事態です。

プロフィール写真の変遷はこんな感じです。

2022年版

43歳。

髪型がバーバーヘアになりました。

あと、髪の分け目が変わりました。

バセドウがひどくなり、体重が55kgに減っています。

心なしか、眼が大きい気もします。

(すべての写真は、目玉の突出が目立たないように、「表情筋でがんばって目玉を隠している状態」です。バセドウ病あるあるかな?)

佐々木裕平

引越し先の新しい医師の提案の元、手術を選択します。

(この医師のところには、現在も通っています。つねに真剣に話を聞いてくれるので助かります)

(ちなみにこの医師は甲状腺の超専門医、ではないのですが、ものすごい真剣に話を聞いてくれて、

 さらに「分からないことはものすごい勉強してくれる」ので、素晴らしい先生なのです)

ヨウ化カリウムとプレドニンで甲状腺の炎症を抑えつつ、準備をします。

ただ、手術直前から、ついにヨウ化カリウムがほぼ効かない状態になり、数値がさらに上昇を始めます。

もしも甲状腺クリーゼが起こったら、危ない・・・・・・。

……ギリギリセーフ、という形で、手術に臨みました。

手術前に一番近いの写真はこちら

これが2023年版

44歳。

だいぶ変わりましたね(笑)。

太ったように見えますが、実際は55kgくらいです。

この年の後半にバセドウ病が急速に悪化(薬が効かなくなった)し、体重は51kg台まで減少します。

ものすごいたくさん食べているにも関わらず、です。

その時はほとんど横たわっていたので、スーツ姿の写真はありません(笑)。

佐々木裕平 金融教育研究所 金融教育専門 セミナー講師

↑の写真が、倒れる前の写真です。成人してから一番痩せている写真だと思います。

手術は成功 ヨウ化カリウムを一年続けても、成果がなければ、手術に踏み切るべきだった

結果として、手術は成功し、普通の生活に戻りました。

ありがたいです。

ただ、多くの専門書籍には、ヨウ化カリウムは数日間程度の短期的に用いるもの、という記載が目立ちます。

三年間も使用すると、効かなくなってしまう人が多いのですね。

そして私は、他の抗甲状腺薬もアレルギー反応を示すため、すべて使えません。

この条件がそろっていたので、「いま思えば」なのですが、

  • ヨウ化カリウムを一年試しても数値が下がらない
  • 甲状腺眼症がある
  • 他の薬は使えない 効かない
  • 既往歴がすでに二十年近くになるので、難治性だと判断できる
  • 数値が悪化すると、甲状腺クリーゼに陥り、死の危険性が高まる致死率10%~20%

上記の条件の場合は、一年後などに甲状腺全摘手術を行う方が、結果としてより安全だったと思います。

仮に筆者と同じような条件の方がおられたら、主治医や、新しい主治医と真剣に相談してみることも良いことかもしれません。

今思えば、こうすべきだった(男性のバセドウ病患者のためのすべきことポイント)

  • 男性でバセドウ病は珍しいだけで、発生する
  • 専門医でなければ、「分からない!」のが普通なので、専門医を受診する
  • 血液検査とエコー検査を必ず受ける
  • 血液検査でなければ、分からない! 医師の所見では分からない!
  • 服薬を希望する! 良い薬があるから、男性でバセドウ病でも、飲んだ方が良い!
  • 真面目に対応してくれない専門医は、あきらめて、次の専門医を探す(地方によってはいないが)
  • 薬が効かない、効果がない、アレルギーが出る、眼球突出が止まらない、などがあれば、手術をまじめに検討する

バセドウ病で、甲状腺を全摘出手術したら、こうなった写真!

プロフィール写真の変遷はこんな感じです。

そして2024年。

45歳になります。

2023年12月1日に甲状腺を全摘出し、その3か月後の写真です。

体重は、62kg!

半年前から9kgも増えました(笑)。

髪型もセンター分けにして、ひげもやめました。

心なしか、右目の眼球突出が小さくなったような気もします。

 

そして2025年。

金融教育研究所佐々木裕平金融経済教育者

64Kg!

45歳です(笑)。

髪型変更とメガネが追加されました。

体調は良好です。

心拍数も50台です。(筆者は一日に3時間くらい運動しているので、本来(学生時代から)は心拍が遅めなのです)

血圧は、手術前上が、160~140くらいだったのが、100を時々下回る、くらいにまで下がりました。

ご飯の量も普通です(笑)。

 

お金も大事だけれど、やっぱり健康も超大切!

筆者は甲状腺の影響だけで「けっこう大変な状況」になりました。

そして、それ以外にも時々「けっこう大変」になったことがあります。

その時に思うのは、お金も大事だけれど、健康も超大切だよね、ということです。

今後も、お金の勉強だけでなく、健康の勉強も続けていきたいと思います。

このブログが誰かのお役に立てば幸いです。

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