Contents
株式投資の初心者が買うべきものは
何を買うかの前に、いつ買うか? を見極めましょう。
「株式投資を始めたい場合、初心者は何から買うべきなのでしょうか」
こんな質問をセミナーではよく受けます。
しかし、じつはこの質問の前にしてほしい質問があります。
それは「いつ買ったらいいの?」です。
まず、大切なのは、「いつ買うか」なのです。
なぜか?
それは、何を買っても、買い時でなければ大体、損をする傾向にあるから。裏を返せば、買い時であれば何を買っても得をする傾向にあります。
たとえば、池上彰さんの著書によるとサルに銘柄を選ばせた場合と、投資の専門家に銘柄を選ばせた場合で、運用成果に差が出るかどうかを検証した実験があったそうです。
結果は・・・まさかの「ほとんど差がない」でした。
もちろん、サルが天才だったわけではありません。株価というものは、通常は景気の波に連動するように動くから、同じ時期に買えば、大体同じような結果になるモノなのです。
さあ、それをふまえた上で、
何を買うか?
大きく3つの選択肢があります。
①個別の株式を単品で買う
②株式がたくさん入った投資信託を買う
③株式がたくさん入ったETF(上場投資信託)を買う
多くの人がイメージする株式投資とは、おそらく①でしょう。しかし、これは初心者にはお勧めできません。理由は大きく3つ。
・価格が高く、分散投資に向かない(仮に50万円の株なら、10買うと500万円の資金が必要)
・倒産や不祥事で急落やゼロになるリスクがある
・値動きが激しく、初心者には読めない(もちろん上級者にも読めませんが)
そのため、初心者が買うべき株は、②と③に絞られますが、私は③のETF(上場投資信託)をおススメしたいです。なぜか?
その理由は、②の投資信託と③のは良く似ていますが、コスト面で③の方が有利だからです。
いずれの投資対象にせよ、大切なのは、いつ買うか? です。
焦って勢いで買ってしまわないようしましょう。
経済の波を読むことがポイントです。