現代ポートフォリオ理論 効用・期待効用最大化原理・限界効用の逓減

こんにちは。

金融教育研究所の佐々木裕平です。

今回は、現代ポートフォリオ理論のアレコレについて少しだけ見てみたいと思います。

 

現代ポートフォリオ理論とは?

現代ポートフォリオ理論はノーベル賞受賞者クラスの発見をした経済学の理論がギュギュっと詰まった資産形成に欠かせない理論の「総称」のようなものです。

本当にたくさんのノーベル賞受賞者の理論が入っています。

現在も、そしてこれからもその内容は進化し続けるものだと思います。

 

期待効用最大化原理

合理的な投資家というものは、複数の投資案件がある場合、最大の期待効用をもたらす投資案件を選ぶものだという考え方が経済学や現代ポートフォリオ理論にはあります。

これを期待効用最大化原理といいます。

フォン・ノイマン先生とモルゲンシュテルン先生が導き出しました。

これってどういうことでしょうか?

これはつまり、私たちは、複数の投資対象(株式・債券・投資信託など)があれば、「一番儲かるのを選ぶはずだよねー」ということだと私は解釈しています。

まあ、当たり前のことですね。誰だってお金を大きくしたいものですから(小さくするよりは)。

 

効用とは

経済学では効用という言葉が良く出てきます。

これはいわば「お金を使って得ることのできる満足感」のようなものです。

同じ金額を投資に回すのなら、より大きくなる方が効用が高い、ということですね。

 

効用の特徴 その一 効用の単調性

消費や富の量が大きいほど、効用は大きい

これは良く分かりますね。一般的にお金がたくさんある方がうれしい、と思います。

これを効用の単調性といいます。

 

効用の特徴 その二 限界効用の逓減

「消費や富の量が大きくなるほど、追加的に得られる1円当たりの消費や富がもたらす効用の増分は小さくなる」

これはどういうことでしょうか。

例えば、風呂上りに飲む一杯目のビールは凄く美味しい!

で二杯目のビールは(美味しいけど)一杯目ほどの感動はない。

ということを表しています。

まあ、当たり前ですね。

もっとたくさん飲むと、もうほとんど味が分からなくなります(笑)。

これを経済学では「限界効用の逓減」と呼びます。

ということは、お金持ちになればなるほど、1円当たりの消費や富から得られる満足感は小さくなっていくということですね。

私のような庶民からすると、お金持ちはとても幸せのように思えます。

お金持ちになれば、とても幸せになれるような気がします。

でも「限界効用の逓減」があるのなら、実はお金持ちでもそんなに幸せではないのかもしれません。

また、もしかしたら貧しい人の方が、1円当たりの消費や富から得られる効用が大きいのですから、とても貧しい人の方がより幸せになりやすいのかもしれません。

 

現代ポートフォリオ理論と経済学、なかなか面白いですね。

それではまた。

 

 

 

 

 

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