こんにちは。
広島のファイナンシャルプランナー、金融教育研究所の佐々木裕平です。
市場はコロナショックで大慌て、かもしれません。
このように市場全体にかかるリスクのことを市場リスクと言います。
そうそう、今回のように株価が大きく下落する、その下落幅は事前にある程度分かっています。
これは予知能力のように、「今年の3月に大きくX%さーがーるー」というものではありません。
いつ起こるのかはわからないのですが、統計的に計算をして、「大きなショックがあったら、ひどい時(3標準偏差)にはこのくらい下がりまっせー」というのが分かっています。
これをリスクと言います。
統計学的には「標準偏差」って言います。
なんて格好いい響きなんでしょう(笑)。
そのためしばしば資産形成の世界では「投資をするならリスク許容度の範囲内でやろうね!」って言われています。
これがつまり「統計的に見た、下落幅に耐えられる範囲内でやろうぜ! 耐えられないなら、それには投資をしちゃだめだぜ! 安全資産比率を高めて、リスクをコントロールして下げようぜ!」ということです。
身の丈にあった服を着ましょう、ということですね。
そうそう。
ちなみに資産形成における、株式のリスク(標準偏差)には正規分布するという特徴があることが知られています。
正規分布! また名前が格好いいのが出てきました!(笑)
でも何なのでしょうか?
昔の私はサッパリ分かりませんでした(笑)。
正規分布とは、とても乱暴に言いますと、「プラスのリターンもマイナスのリターンも、同じくらいの頻度で発生しまっせ!」ということです。
そのため、正規分布するものは、曲線が釣り鐘型になります。
美しいグラフですね。ホントに。
ちなみに正規分布の中央値が期待リターンです。
もっと多く発生する可能性のあるのが期待リターンというイメージですね。
期待リターンはリスクから見つけられるのですね!
痺れます! ほんとに!
ここ、さらっと記しましたが、ここをすんごく詳しく理解することが、資産形成の肝だと思います。
つまり投資における株式などのリスクというものは、あやふやなものではなく、統計学としての計算を経た、割とあてになるものということですね。
そしてそれは数値として何%というのが、いろいろな金融機関によって出されています。
まあ、場所によって数値が若干違いますが、ほぼ同じです。
そして、ほぼその範囲内で収まります。たぶん。これからも。
投資・資産形成・運用を行うのなら、ご自分の投資対象(ポートフォリオ)のリスクと期待リターンはしっかりと把握しておきたいものです。
そうすれば、コロナショックでもリーマンショックでも、グーグーとぐっすり眠れます。たぶん。
ちなみに私はいつもぐっすり眠っています(笑)。
それではまた。