Contents
CAPM(キャップエム)のベータってなんじゃらほい
こんにちは。
最近急に温かくなってきました。
金融教育研究所の佐々木裕平(広島の金融教育専門のファイナンシャルプランナー)です。
今回はCAPM(キャップエム)のベータとは? についてです。
CAPM(キャップエム)のベータとは、共分散をマーケット・ポートフォリオの分散で割ったもの
教科書的なものを読みますと、「ベータとは、共分散をマーケット・ポートフォリオの分散で割ったもの」と書いてあります。
なんのことだか良く分かりません。
別の言い方をすると、「マーケット・ポートフォリオの共分散をポートフォリオのある種のリスクとしてとらえよう」という言い方をするようです。
また別の表記では「ポートフォリオのベータは個別証券のベータの加重平均である」という命題がすぐに導かれる、とあります。
マーケット・ベータとは市場平均のこと?
私の認識している範囲内では、いわゆるベータとは、市場平均のことだと理解しています。
そしてそのベータ(ある特定の市場平均)をX%上回る株式があれば、それはベータXの株式、という認識です。
この場合は、ベータよりも「X分だけ大きく動くんだぞ!」ということですね。
また私の認識しているようなベータ(市場平均など)のことをマーケット・ベータと呼びます。
たとえば日本で有名なマーケット・ベータとはトピックスが挙げられると思います。
CAPM(キャップエム)のベータを理解していなくても合理的な資産形成は誰にでもできる
まあ、通常、私たち個人投資家が合理的な資産形成をしたい! と思う時に、このCAPM(キャップエム)のベータを理解していようと、していまいと、ほとんど関係ありません。
大事なことだけ押さえておけば問題がないのですね。
ですが、私のような解説を仕事をしている人にとっては、背景としての知識として必要です。
また多くの人にとっては、昨今のように急激に株価が乱高下している状況では「本当にこの資産形成の方法で大丈夫なのか?」と不安になりがちです。
その結果、合理的な投資対象や投資方法、運用方法を選択していても、非合理的な選択をしてしまうことがあります。
理論が分かっていないから「最後まで信じることができない」のですね。
これは誰でもそうなります。
以外と資産形成・運用において大切なのは「なんでそうなのか?」という根本の知識なのかもしれません。
それではまた。