資産運用裏話

1000万円を資産運用するなら中身は株? 投資信託?

資産運用のポートフォリオ

余裕資金が1000万円の場合の資産運用の配分

もしも余裕資金が1000万円あったら、どうしましょう。

銀行で眠らせておくのももったいない気がします。

とはいえ、闇雲に投資をするだけでは、大損をしてしまうかもしれません。

今回は、余裕資金が1000万円の場合の資産配分の中身を見てみましょう。

 

詳細は後述しますが、これが結論です。

1回目の「お買い時時期」のポートフォリオ詳細は本文内で解説します

・①500万円現金で残す(ここがポイント!)

・②100万円→株式

・③300万円→インデックス型の国内 投資信託・または上場投資信託(ETF)

・④100万円→インデックス型の海外 投資信託・または上場投資信託(ETF)

 

2回目「金融危機時」のポートフォリオ

①の500万円→底値に近付いた上記②③④を買い増します

・②③④は売却せずにグッとガマン

 

3回目以降または「金融危機」が発生しなかった場合

状況に応じて売却と追加購入を繰り返します(バランスを取りつつ資産を形成します)

 

投資は余裕資金で!

投資をするお金は、余裕資金の範囲内で行うことが大前提です。

余裕資金というのは「当面使う予定がないお金」のことです。

もちろん、子供の学費や、将来の住宅の頭金、また、数か月分の生活費などは除いて考えます。

それには理由があります。

投資に回したお金は、経済状況によってはすぐに現金化できない場合があるからです。

※もちろん投資している株や投資信託を売却すれば現金化はすぐにできます。

ですが、大きな含み損が出ている状況などではしばらく待った方が得策な場合もあるからです。

基本的に投資は長期で行うと有利になりやすいという傾向があります。

 

資産配分=ポートフォリオ って何のこと?

資産配分のことを、アセットアロケーションとか、アセットマネジメントとか、ポートフォリオとか言います。

一体、なんのことなのでしょうか?

アセットは資産のこと。

アロケーションは配分、マネジメントは管理です。

まあ、つまり、資産配分や資産管理を英語にしただけです。

今回は、資産配分のことをポートフォリオを構築する、という風に表現したいと思います。

 

さて、ポートフォリオとは?

単純に訳すと、紙ばさみのことです

書類を挟むため(束ねるための)の紙ばさみを指します。

どういうことでしょう?

それは、昔の有価証券(株や投資信託)は紙・書類だったのです。

そして、それをたくさん保有しているとかさばりますから、管理のために紙ばさみでまとめておいたわけですね。

ですから、資産配分のことをポートフォリオというわけです。

ポートフォリオで資産管理

有名なポートフォリオを見てみましょう。

それでは、一番有名とも言えるGPIFのポートフォリオを見てみましょう。

GPIFとは、私たちの年金を運用している機関のことです。

ご覧いただくとわかりますが、

・35% 国内債券

・25% 国内株式

・15% 外国債券

・25% 外国株式

となっています。

 

とても当たり前の内容です。

年金なのですから、大きく減らしたりしては大変ですから、このように債券中心の内容になっているのですね。

※債券は比較的安定している金融商品です。ただし、安定している債券ほど、利回りが低くなります。

 

ですが、これをそのまま個人に当てはめるのは資産運用としては守りが固すぎるかもしれません

債券は、安定しているほど利回りが低くなる金融商品だからです。

つまり、個人としては、リスクを背負っている割に見返りが少なすぎる状態になってしまいます。

もちろん、70代、80代でリスクを抑えて運用すべき方には国債を中心としたポートフォリオが有効です。

もう少しお若い現役の会社員などのケースで今回は1000万円の資産運用を考えてみましょう。

資産運用のポートフォリオ

 

分散投資でリスクを下げよう

冒頭で書きましたが

1回目の「お買い時時期」のポートフォリオはこのような内容にするのが一案です。

 

・①500万円→現金で残す

・②100万円→株式

・③300万円→インデックス型の国内 投資信託・または上場投資信託(ETF)

・④100万円→インデックス型の海外 投資信託・または上場投資信託(ETF)

 

ご覧のように債券を入れずに、株式中心で組んでいます。

ややハイリスク型のポートフォリオと言えるでしょう。

もう少しリスクを抑えたい方は、国債を増やすなどすると良いでしょう。

ただ、国内の株式は、↓の図のように、リスクが限定的です(値下がりリスクはあります)。

むやみに外国債券や外国株式に資金を振り分けるよりも、国内株式の方が為替リスクなどが複合的にかから無い分、シンプルと言えるでしょう。

 

今回のポートフォリオは株式中心ですが、株式がたくさん入った投資信託を購入していますので、分散投資のメリットも得られます。

※投資信託は複数の金融商品が入った商品ですので、自然と分散効果が高まります。

 

ポイントは1000万円の余裕資金の内、500万円をそのまま残している点です。

これは、金融危機に備えるためです。

たとえば、リーマンショックなどの大きな金融危機が発生した場合を想定しています。

大体10年に1度くらいの感覚で発生することが多いようです。(当然ながら断言はできません)

その金融危機の時に、1000万円すべてを投資に回していては打つ手がほとんどありません。

元の株価や基準価額に戻るまで何年も待たなければいけません。

当然、その間は大したリターンは期待できません。

これでは何年もの間、資産運用がストップしているのと同じか、それ以下の状態です。

焦って売却しても、巨大な損失が確定されてしまうだけです。

 

そこで、あらかじめ半分の500万円を残しておきます。

投資対象ごとの各種リスク

 

 

 

相関係数を意識した分散投資も考えよう

そして、金融危機時には前述した2回目のポートフォリオへ移行します。

 

2回目「金融危機時」のポートフォリオ

・①の500万円→底値に近付いた上記②③④を買い増します

・②③④は売却せずにグッとガマン

 

やることは簡単です。

残しておいた半分の500万円の余裕資金を②③④に振り分けるだけ。

つまり、安値で買い足すのです

これだけです。

これだけで、安値で買うことに成功します。

おまけに資産運用もそのまま続行でき、資産形成が滞ることがありません。

 

ポイントは、資産を半分残しておくことができるか、勢い余って全額買ってしまうか、の違いです

 

また、より上手にポートフォリオを組み合わせたい方は、相関係数が異なる金融商品を組み入れると良いでしょう。

つまり逆の値動きをするインバース型などを組み入れると良いでしょう。

ただし、これらは上級者向けですので、初心者の方は無視してかまいません。

分散投資と相関係数

いくらポートフォリオを組んでもリスクはゼロにできないワケ

ただし、いくら分散投資をして、ポートフォリオを組んでも、やはり安心はできません。

市場リスクというものが残るからです。

これは、戦争や金融危機などの、市場全体にかかるリスクのことを指します。

こればかりはどんなに分散投資をしていても、避けられません

たとえば金融危機が発生すると、株式も債券も荒い値動きをして、含み損が拡大するでしょう。

市場リスクは分散投資でも下げられない

最初に500万円を残しておくのが上手な資産運用のコツ

おさらいになりますが、回避できない市場リスクがあるからこそ、ポートフォリオでは余裕資金を残して組むことが重要なのです。

資金が1000万円あるからと言って、好調な経済状況の時に資金を全額投資してしまうと、どれだけ分散投資をしても大きく損失が発生しやすくなります。

すると、資産運用が止まった状態になってしまいます。

本当は、金融危機が発生した時こそ、お買い得な時期なのです。

ポートフォリオを組む際は、目先の想定利回り、特に配当や分配金の利率だけに目をやるのではなく、

金融危機が起こったら、どうなるか?

という、先の先まで見越してポートフォリオを組むようにすると良いかもしれません。

 

まとめ

・ポートフォリオとは資産配分のこと

・ポートフォリオを組む際は、余裕資金を全額投資しないこと

・金融危機に備えたポートフォリオを組むことで、資産運用はスムーズになりやすい

 

 

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