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行動経済学って面白い!(投資にも役立ちます)
こんにちは。
広島のファイナンシャルプランナー佐々木裕平です。
私は、インデックス投資のアドバイザーとしての傍ら、
行動経済学の学会会員もしています。
・・・というと、聞こえはいいですが、
特別なことはできていません(汗)。
年に一回、学会へ参加したり、懇親会へ出たり、
時々、行動経済学関連の本を読んだり、
それを投資に落とし込んで、個別相談に活用できないか、研究する程度です。
行動経済学ってこんなの!
さて、行動経済学というと、
「なんだか難しくて、面白くなさそう!」
と思われますよね?
ところがどっこい!
とっても面白いのです!
深く知ると、投資で損をしにくい行動が取れる!・・・かもしれません(笑)。
というのも、行動経済学では、人のとる「非合理的な行動」も研究対象だからです。
投資で損をするのは非合理的な行動をしてしまうから
たとえば、投資で利益を得るのは、とっても簡単なルールですよね。
そう、安い時に買って、高い時に売ればいいのです。
とってもとっても合理的なお話です。
でも、できない!
ついつい、高い時に買って、
安い時に売っちゃいます(笑)。
そう、これはその人がおかしいのではなく、
人が非合理的な行動をするのが普通だからなのです。
分かりやすくいうと、
人は得をするよりも、損をすることの方が大きらいなのです。
そのため、投資で損する行動(非合理的な行動)をわざわざ選択してしまうのです。
だから、儲からない!
困ったものです。
行動経済学の学会へ行ってきました。
2016年冬、東京は一橋大学で開催された行動経済学の学会へ行ってきました。
初めて一橋大学へ行きましたが、立派ですねー。
気おくれします(笑)。
残念ながら、招待講演者は出演中止になりました。
残念・・・。
でも、それ以外の発表は、聞きごたえ十分でした。
パスももらいました。
白衣の天使燃え尽き症候群とは?
論文発表:報告者「佐々木周作さま:大阪大学:報告題名:看護師の利他性と燃え尽き症候群:プログレスリポート
その中でも、特に私が「面白い!」と思ったのは、
白衣の天使燃え尽き症候群についての発表でした。
要約しますと、
「患者さんのために一生懸命働く看護師さんほど、はやく燃え尽きてしまうのはなぜ?」というところでしょうか。
これには、人一倍興味があります。
というのも、私は昔、うつ病で倒れたから、
まさに燃え尽き症候群でした。
その理由が知りたい! のです。
私が特に興味深かったのは、次の点でした。
- 看護師が燃え尽きる(バーンアウト)する率が他の医療従事者より高いのはなぜ?
- 人の喜びが、自分の喜び、な人ほど傾向が強いかな?
- 患者が治った状態を喜ぶものの、今の状態で満足せず、さらなる向上を目指す人ほど燃え尽きやすいかな?
- 我慢強い人ほど、燃え尽きやすいかな?
- お人好しで、かつ、我慢づい人ほど、燃え尽きやすいかな?
という点でした。
上記の内容を聞いていて、
「なるほど! 全部自分にも当てはまるな!」
と深く感心(?)しました。
以下は私個人の意見です。
以下は佐々木裕平の勝手な推測・考えです。
学術的な根拠は一切ありませんので、
上記発表者の方とは、一切無関係です。
何かを保証するものでもありません。
私が思いますに、
人は大きく二種類に大別できると思います。
それは、天使タイプと普通の人タイプです。
- 天使タイプ→「お人好しで人のために働くのが好き&・まじめで頑張り屋さん」
- 普通の人タイプ→「普通に働くことに満足を感じる・現状で満足」
これは、どちらが優れている、というワケではないと思います。
持って生まれた気質的なものでしょうか。
普通の人タイプは、現状の自分の仕事に
「満足している」ので、燃え尽きにくいと思われます。
反対に、天使タイプの人は、
「常により良い状態を作り上げよう」とする傾向が強いと思われます。
そのため、現状に満足せず、自分で燃え尽きやすい環境を作り上げ(内面的にも)ている気がします。
古い会社になるほど天使タイプはうつになりやすい?
↑のイメージ図は、私が経験に基づき、こんな感じかな?
と作成したものです。
新しい職場や、お店・会社(新規立ち上げ時)は、左の図のように、
同じようにに普通タイプと天使タイプがいるとします。
(採用時はランダムなので)
この時点では、双方とも働きやすいです。
ですが、天使タイプは、現状に満足できませんのでストレスが常にかかります。
その結果、天使タイプは「この職場は働きにくい!」と強く感じ、うつ病になったり、やめていきます(個人の経験上の推測です)。
普通タイプには普通の職場です。
すると、どうなるか?
徐々に、天使タイプの比率が減り、普通タイプが増えていきます。
こうなると、新しく入る天使タイプは「とても働きにくい職場」に感じてしまいます。
大きくて古い組織に天使タイプの新入社員が入ると、うつ病になりやすい状況ではないかな?と思います。
天使タイプの処方箋
以下も佐々木の個人的な意見です。
では私のように、うつ病になりやすいタイプはどうしたら良いのか?
これは、うつ病時にずっと考えていました。
なにしろ、ここが解決できないと、どこへ再就職しても再びうつ病になる可能性が高いからです。
私の出した結論は、
- 自分で起業する(トップになる)
- 小さな小さな会社で働く(小さいと、普通タイプが少ない可能性が高く、天使タイプにとって働きやすい可能性が高い)
- 新しい会社・お店を転々とする
というものでした。
私の選択したのは、1と2です。
つまり、自分で小さな小さな会社・事業所を作って、自分がトップになればいいのです。
そうすれば、どうあっても私=天使タイプしかいないので
100%うつ病になりにくい環境を自分で作れます。
まとめ
行動経済学を深く知ると、投資で損な行動を取りにくくなるかもしれない
うつ病になりやすい人には、共通の特徴があるかもしれない