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未来の株価の値動き予想は、まったくあてにならない
こんにちは。
金融教育研究所の佐々木裕平です。
私はかつて「資産運用の専門家になれば、(あるいはおかねのことに少し詳しくなれば)他人よりも有利に、お金を増やすことができるのではないか」と考えていたことがあります。
しかし、勉強を始め、次第に知識がついていくにしたがって「ああ、そんなことはないんだな」と思うようになりました。
もちろんまだまだ未熟者であり、勉強の入り口程度をウロウロしている存在ですが。
はっきり言いますが、資産運用の専門家になったとしても、「他人(または市場平均)よりも有利にお金を増やすことはできない」ということです。
仮に過去に出された予想が当たっていたとしても、それは予想を当てる能力があるとは言えない
時折、金融系の雑誌には「2020年の株価の動きを大予想!」などという耳目を集める見出しが並びます。
しかしその予想は当たるのでしょうか。
答えは、当たったり当たらなかったりする、というものです。
なぜなら株価の値動きは未来の出来事で上下することなので、予言者でもない限り、当たらないのです。
また、困ったことに、仮に予想が当たっていたとしても、それが偶然なのか、法則や分析のたまものなのかを、見極めるすべがありません。
もし資産運用・資産形成で他人の予想をあてにしたい、と考えている人がいるのなら
「そんなことは意味がないですよ」
としか言えません。
もちろん私に聞かれても「わかりません」(笑)。
私にできるのは、経済学・金融経済学・行動経済学的な見地から、現代ポートフォリオ理論をベースにした合理的な資産形成のための理論や考え方を解説することくらいです。
今日はつまり、何がいいたいかと言うと、「予想はよそう」ということでした(汗)。
それではまた。