こんにちは。金融機関から販売マージンなどを受け取っていない中立的なアドバイザーとして講演執筆活動をする佐々木裕平です。
本日は、私の書籍・原稿・企画書の書き方の一部をご紹介します。
次のような流れです。
描きたいテーマ、伝えたいことが頭の中にぼんやりと浮かんできます。
これは、連続でポンポンと浮かんでくることもありますし、他の仕事が忙しくて、全然浮かんでこないこともあります。
連続でポンポンと浮かんでしまったものは、当然、書くのが間に合わないので、メモはしているものの、往々にして没となっていきます。
ある程度、『ヒマ』であることが、いまの私にとって『作品』を作るのに必要な条件なのかもしれません。
ちなみにいま、頭の中にある程度『これをどうしても書きたい! 作りたい! 伝えたい!』というテーマがありますので、徐々に進めてもいます。
そして、目次案と構成(ストーリー)を思いつくままに、Wordへ記していきます。
この段階では、メモ程度の内容が多いです。
ですが、この時の何気ないメモが後々の骨子になったり、ラストや意外な伏線になったりするので、重要です。
ある程度、登場人物とストーリーのあらすじを作ります。
ここまでで、すでに何日、あるいは一か月程度かかっていることがあります。
登場人物やストーリーが大まかに決まったら、次は目次作成です。
目次、と言っても、それはその節・章の内容をギュギュっとコンパクトに一文で表したものです。
()でその節で伝えたい内容をどんどんと細分化し、こまかく書いていきます。
この目次作成でおよそ数か月かかります。
この目次作成がとてもうまくいっていれば、後はスラスラかけます。
反対に、目次作成で詰め切れていないと、何度も書き直したり、構成そのものを変えてしまったりします。
結果として、無駄に時間がかかったり、(個人的に)満足感の低い作品が出来上がります。
目次作成が完了し、書く内容が決まったら、いよいよ原稿を作成していきます。
およそ1~2カ月ほどで書くことが多いです。
私の書き方は、次のような感じです。
- パソコンの前に立ち、Wordを開く
- 脳内の映画館、テレビ画面みたいなものが自動的に展開する
- 主人公たち登場人物が目次作成で詰めた内容を元に、自動的にアドリブでしゃべったり動いたりするのを脳内で眺める
- それを一時停止し、Wordに書き写していく
- 書いたら、また再生、一時停止、書き写す
- これを繰り返す
- 最終的に、言葉や、不要なところをバッサリカットして、ハキハキした(?)文章にする。
- 完成
という感じです。
さて、持ち込み先というか、出版先は?
この段階で決まっていません(笑)。
私はここから企画書を書きます。
普通の人は企画書から書きましょう(笑)。
そうしないと、心が折れますから。
出版が決まってもいない原稿を書いて、採用されなければ、ここまでに費やした半年間と膨大な時間と労力が水の泡です。
また1~2か月かけて、企画書を書きます。
この企画書が超絶大切です。
編集者は企画書で作品(完成原稿)を『読むか・読まないか』を決めてしまうからです。
毎日、たくさんの企画書が届くのですから、原稿を読むのは、よほどの大先生の作品でなければ読みません。
また、大先生なら、出版社の方から企画の持ち込みがありますので、企画書を書く必要もありませんね。
企画書を出版社や、出版を仲介してくれるところへ出します。
という、感じです。