微小確率の拡大解釈【行動経済学テーマ】投資でうまくいかない人ほど、博打的になる?

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投資で含み損を抱えたり、大きく損失を確定してしまう時があると思います。

そんな時、人は次のうち、どのような行動を選択しがちでしょうか?

  • 一か八かで大きく儲かる方法
  • コツコツと少し儲かる確率が高い方

行動経済学では、前者の一か八かを選択しがちだといわれています。

つまり、損失には博打的になってしまうのですね。

その反対で、全世界株式インデックス型投資信託で積み立て投資をコツコツと行い、順調に株価が推移しているときは?

多くの人は、前者の博打的な行為は選択しにくいといわれています。

うまくいっているとき、人は利得には確実性を求めるのですね。

このような現象を、微小確率の拡大解釈と言います。

有名な実験が、競馬場です。

競馬場は人の心が損得時に触れる絶好の実験場なのかもしれません。

最初の方のレースでは、多くの人が手堅い人気馬券を購入しがちです。

もちろん、競馬は取り分の多くを競馬場が搾取するという公的なギャンブルです。

そのため、参加者のほとんどは最終レースに向かって、損失を貯めこみます。

すると、最終レースでは、手堅い馬券ではなく、大穴狙いの馬券が良く売れます。

これがすなわち、微小確率の拡大解釈ですね。

損失を抱えている状態では、一か八かでうまくいく方法を選びたがるのです。

投資で、もしもこの本能的な行動をとってしまったら・・・・・・?

一回きりの人生で、取り返しのつかないミスをしてしまうかもしれません。

損失が発生しているときこそ、冷静に判断すると良いかもしれませんね。

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