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イデコとは、確定拠出年金の個人型のこと
こんにちは。
広島のファイナンシャルプランナー佐々木裕平です。
今回は、最近話題の個人型の確定拠出年金について解説したいと思います。
今さら聞けない、個人型拠出年・イデコとは?
確定拠出年金ってなに?
そもそも、確定拠出型年金ってなんでしょうか?
それは「老後の自分のお金は自分で運用して増やす・または自分で貯めて用意する」
というスタンスの私的年金の一種です。
法で守られていますが、私的なのですね。
名前が仰々しいので困りますが、
漢字を分解すると良くわかります。
毎月出すお金(拠出)があらかじめ分かっている(確定)老後のための資金(年金)
略して(?)確定拠出型年金、というわけです。
つまり、受け取れる額は未確定
(最悪、出したお金よりも減ることもあり得る)
という硬派な? 私的年金です。
イデコとかDCとか、企業型とかも確定拠出型年金なの?
乱暴に結論を言いますと、みんな同じようなものです。
まず、↓のイメージ図をご覧ください。
↑の図が何を意味しているかというと
- 個人が行う確定拠出型年金=イデコ・個人型DC・個人型確定拠出年金
などと呼ぶわけですね。
呼び方がいっぱいあるから普通の人ほど、混乱しますね。
ちなみに
- 企業が行う確定拠出型年金=DCとか、企業型確定拠出型年金とか、企業型DC
などと呼びます。
※ちなみにDCとは
Defined Contribution Planのことで、直訳すると
「確定した寄付金(寄せた)のやり方」というところです。
意訳して確定拠出型年金というワケですね。
でも、本日は紛らわしいので
個人が入る老後の資金対策=イデコで統一します。
イデコは税制が優遇されている
- 掛け金全額が所得から引かれます(控除)
- つまり、所得税・住民税が軽減されます
(※収入がゼロの人は、所得がないので権限効果はありません)
イデコの特徴
- 運用するのは本人
- 判断は自己責任(当然、投資の知識がある方が有利になる)
- 運用成績によって、受け取れる額が出したお金を下回ることもある(投資ですから・・・)
イデコには手数料がかかる
- 管理会社を自分で選べる
- 手数料は会社によって異なる
元本が減らないイデコの使い方
- 「元本確保型」というのがあるが、次の2種類があるので注意
- 元本保証タイプ→解約の時点を問わず、常に元本を保証元本確保タイプ→期限前解約の場合、元本割れの可能性有り
イデコの掛け金について
- 前納制度は・・・ない!
- 追納制度も・・・ない!
- 毎月引き落とし
- 掛け金額の変更は、1年に1回だけ
- 掛け金の引き落としは自分の意思で停止できる
途中でやめられるの?
- 中途での解約はできません
- 中途での引き出しもできません
- ※障害給付金の受給権者や保険料免除者などは例外です。
いつお金がもらえるの?
- 基本的に10年以上加入していると、60歳からもらえる
- 加入期間が足らないと、61歳から65歳の間でずれる
- 受け取りを70歳までずらすことができる
まとめ
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イデコは老後の公的年金をカバーする制度なので有効活用した方がお得
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投資の要素もあるので、成果は個人によって大きく異なる
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60歳までもらえないので、普通の定期預金などと併用した方が安心