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資産運用のコツはフルマラソンと同じです♪
こんにちは。
広島のファイナンシャルプランナー佐々木裕平です。
今日も暑いですね。
私の少し前の趣味はマラソンでした。
※現在はヒザを壊しているので、マウンテンバイクです。
じつは、フルマラソンと投資は共通点が多いのです。
今回は、資産運用の初心者が知っておきたい、運用の心構えです。
①資産運用もフルマラソンも、目標は「完走」すること!
時折
「むかし、資産運用で失敗してね(笑)」
というお話を伺います。
たいていの方は笑顔で教えてくれます。
しかし、この失敗というのは、何でしょうか?
通常は、元本を下回ってしまう事を指すと思われます。
ですが、投資の基本は、長期投資です。
その点から見ると、単年や短期間で損失を出してしまう事は「失敗」とは言えません。
投資とは、マラソンと同じく「完走」することが目標だからです。
②「必ず大きく損をする年がある」のが当たり前の世界
「短期間の損失が失敗じゃないなんて、そんなのおかしいよ!」
と思われるかもしれません。
ですが、長期的な視野で見ると、金融ショックの年は損失が出ます。
分散投資をしていても出ます。
これを市場全体が被るリスクで「市場リスク」と言います。
大事なことなのでもう一度言います。
誰が投資をしても、マイナスになる年が必ずあります。
そういった意味で、短期間で損失を出すことは、失敗ではないのです。
それを失敗というなら、すべての投資家や機関投資家はみんな失敗者です。
大事なのは、損失が出る年に
- 何ができるか
- チャンスに変えられるか
- 安くなっている株などを買える資金は残っているか
- 損失を最低限にできるリスク分散はできているか
ではないでしょうか。
③100m走ではなくて、フルマラソン
投資はフルマラソンみたいなものです。
スタートからダッシュして、100mなどの短距離で1番になっても、
まだ残り4万2000m以上あります。
一気に余力を使い果たしてしまっては、
その後のアクシデントに対応できません。
投資ではいたずらに、タイムを競う必要はあまりないのです。
なぜなら、通常は、周囲の環境次第でタイム(運用成績)が大きく変わるからです。
投資では、平坦なコースばかりではありません。
真夏の灼熱の中、走る日もあるでしょうし
アップダウンの激しい山道が続くこともあります。
大事なのは、完走すること。
つまり、長期投資を続行し続けることではないでしょうか。
④長く続けるほどにチャンスが増える
また、投資では波があります。
大きなショックの後には、大きな成長が待っています。
つまりチャンスです。
100m勝負をしかけていると、大きなショックで力尽きてしまう可能性があります。
マラソンのようにゆっくり走っていると、
何度も何度もチャンスに巡り合います。
一見すると、早く走り抜ける方が有利に思えますが、
投資では一寸先が闇です。
ゆっくりゆっくりと、走り続けることが重要なのです。
⑤あせって売買しない
売買のタイミングもゆっくりでいいのです。
FXや株式のデイトレードをしていると
スピードが要求されるかもしれませんが、長期投資では必要ありません。
値動きが少々動いたくらいでは、問題ありません。
焦らずマイペースで走ることが重要です。
まとめ
- 投資はマラソンと同じ、短距離のタイムは気にしない
- 投資では必ず大きく損をする年がある
- だからこそ、ショックに備えた運用をしよう
- 大きなショックの後には、大きなチャンスがある
- 長期で行うほどに、チャンスに出会う回数は増える