Contents
投資信託の新規発行ペースが13年ぶりに過去最低?
新聞報道によりますと、年間での投資信託の新規発行本数が過去最低を記録しそうなペースだそうです。
どういうことでしょうか。
投資信託とは、株式や債券など複数の金融商品が入ったものです。分散投資に適しています。
その投資信託の新しく発行されるペースが過去最低になりそうだというのですね。
投資信託の発行が減ってきたのはなぜ?
これは筆者個人の意見ですが、投資信託の発行本数が減ってきた背景には、個人投資家の選別眼が厳しくなってきたことが一つの理由ではないかと思います。
簡単に言うと、「変な物(効率が悪い)ものが売れにくい」という状況だと思います。
個人的には「金融教育が進んだという背景」が感じられ、とても良いことだと思います。
最近の投資信託のトレンド・おすすめは?
世間一般での最近の投資信託の売れ筋・おすすめ商品というと、「長期運用」に適した投資信託が人気のようです。
特徴としては、次のようなものが挙げられます。
- 運用コストが低いもの
- 頻繁な売買を目的とするものではないもの(長期保有)
とても効率が良く、筆者個人としても共感できる内容です。
発行本数が減ってきているのは、どんな種類の投資信託か?
一方で新しい発行本数が減ってきているのは、どのような物でしょうか?
一例を挙げると次のようなものです。
- 運用コストが高いもの
- アクティブ型と呼ばれる投資信託
- 外債などが組み入れられた毎月分配型投資信託
- テーマ型投資信託(AIやロボティクスなどの旬のテーマを主体とした投資信)
上記はいかにも運用効率が悪いので、長期投資、および資産形成に不利だと筆者も感じます。
毎月分配型投資信託は金融庁もおすすめできない
金融庁も3の毎月分配型投資信託に関しては警鐘を鳴らしています。
つまり、「運用効率が悪いから顧客本位でないので、売る方も買う方も気をつけてね」ということです。
一見すると魅力的ですが、金融リテラシーがある人・立場から見ると「買ってはいけない投資信託」になるのですね。
筆者も激しく同感です。
投資信託は株価が高い時に新しく作ると、その後売れなくなりやすい?
これは筆者個人の意見ですが、投資信託は不景気に生まれたものが長期で売れやすいのではないか、と感じています。
なぜでしょうか。
それは、不景気に生まれたものは、その後に価格が上昇しているために、「価格が高い=良い投資信託だ」と錯覚しやすいという背景があるように感じるからです。
投資信託は価格が高いものがおすすめで、低いのは買ってはいけないもの?
投資信託では、一概に価格が高いものが良くて、低いものが悪いものとは言えないことがあります。
どのような投資信託が「資産形成において効率が良い」のかを理解することも必要かと感じています。
効率的な資産形成とは? 広島で学べる投資セミナー【なるほど!お金と投資公開講座】
広島の金融教育研究所では、定期的にどなたでも参加できる投資セミナーを開催しています。
無料セミナーではなく有料セミナーですが、金融・保険商品の販売・勧誘・斡旋がありません。
男性・女性を問わずに初心者の方でも安心して受講していただけます。
iDeCoやつみたてNISAなどを利用した合理的な資産形成が学べます。
資産形成を基礎から運用まで体系的に学びたい方は、どうぞお気軽にご利用ください。