宝くじと微小確率の拡大解釈|行動経済学

Contents

宝くじは多空くじ 当たらないほど欲しくなる、人の不思議な気持ち

こんにちは。

金融教育研究所の佐々木裕平です。

みなさま、宝くじはお好きでしょうか。

私は大好きです。

でも、ある時調べてみると、一等の運億円はまず当たらないことが判明し、それ以来買わなくなりました。

 

交通事故にあって、一年以内に死ぬとは誰も思わないが、宝くじの一等は当たる気がする?

突然ですが

「あなたは一年以内に交通事故で死ぬと思いますか?」

この質問には多くの人がNoと答えるでしょう。

なぜならその確率は大変に低いものだからです。

まず大丈夫でしょう。

 

もう一つ質問です。

「あなたはお金を増やすために、宝くじを買いますか?」

この質問には、先の問題よりも多くの方が「イエス」と答えるでしょう。

 

確率が小さくなるほど「私には起こる」と感じやすくなってしまう?

先ほどの二つの質問では、交通事故よりも、宝くじが当たる方がよっぽど確率が低いです。

そのため、冷静に数字だけで考えれば、宝くじで儲かるという意見よりも、交通事故で亡くなるかも、という方のイエスの回答が多くなるべきです。

しかし、そうはなりません。

なぜでしょうか。

それは行動経済学で言うところの「微小確率の拡大解釈」があるからかもしれません。

 

面白いものですが、ニンゲンは、確率が低いほどに、「当たるかも」と拡大解釈してしまいがちなのですね。

もちろん、一部の賢い人にとっては、「なんだそりゃ。そんな人間いるわけない」と思われるかもしれませんが。

 

さてさて、この微小確率の拡大解釈は、損失の場面ではどうなるのでしょうか。

また得をするケースとでは、差が生まれるのでしょうか。

気になるところです。

 

また、この微小確率の拡大解釈を心の隅っこに置いておくと、自分の決める人生の選択肢が合理的なものかどうかも判断がつくのかもしれません。

まあ、それでも「私にはできる」と考え、前向きに生きることこそが、ニンゲンをニンゲンらしくさせている素晴らしいバイアスなのかもしれませんが。

それではまた。

関連記事

  1. 行動経済学とは? 極端回避性について、わかりやすい具体例|売…

  2. 行動経済学とは? 投資・資産運用がうまく行かない理由が分かる…

  3. 2019年の年金財政検証についてわかりやすくまとめてみる

  4. 行動経済学の具体例が分かるおすすめ本は、ヘンテコノミクス?2…

  5. 行動経済学とは? 具体例:代表性ヒューリスティックとは一例

  6. 仕事のスケジュールに組み入れるべきは資産運用ではなく、「運動…

よく読まれている記事

ポートフォリオのつくり方
NISAやiDeCoにお金を回すより、住宅ローンや奨学金を先に返した方が良い?悪い?
おまけ:誰ツヨDojoyの菊野克紀先生と
新NISAどの投資信託がおススメ?経済学上は【全世界株式インデックス型投資信託】【投資信託の銘柄選び方】
つみたて投資の終わり方
ファンドラップが不要な理由
学資保険とNISAどっちがいい?
期待リターンが面白い!
最近の記事 ランダム記事
  1. sun rays coming through trees
  2. selective focus photography of pink petaled flower
  3. noodles with sliced lemon on black ceramic bowl
  4. close-up photography of green motherboard
  5. boy wearing orange shirt blowing on dandelion
  6. shallow focus photography of coffee late in mug on table
  7. man walking on string over the hill during daytime
  8. boy wearing gray vest and pink dress shirt holding book
  9. brown and white eggs
  10. brown and white concrete house
  1. 佐々木裕平のセミナー経歴お金の増やし方教えて金融教育研究所
  2. person walking on desert
  3. 投資信託のリスクとリターン
  4. 広島のファイナンシャルプランナー 佐々木裕平 FP事務所
アーカイブ
最近の投稿
PAGE TOP