2020/07/16の独り言
梅雨も終わりかけになり、だいぶ熱くなってきました。
さて、今年の3月くらいに猛威を振るいましたコロナショックの影響は、少しずつ回復してきているように感じます。
もちろんこれは、金融の世界のお話です。
現実世界では、依然として、うなぎのぼりに世界の感染者数は増えています。
経済活動も依然として本調子になっていません。
しかし、それでも世界全体で見た場合は、徐々に、普段の株価に戻りつつあります。
また、物によっては、すでに今年の頭の株価を超えているものもあります。
なぜ、このように現実経済と乖離して回復しているのでしょうか?
その理由の一つは、大規模な金融緩和にあるのかもしれません。
どういうことか?
それは、世界中の中央銀行が、今回のコロナショックに対して、手厚い対策を取っているからです。
早い話が、世界中にお金が余っています。
そして、そのお金を実体経済に、回すことも、現段階ではそんなにできません。
では、余っているお金はどこに向かうのか?
その一つが、株式市場なのかもしれません。
世界のコロナウィルス感染者数が増え続けていても、経済が低迷していても、株価が上がる理由はこの辺にあるのかもしれません。
もしかすると、いま、そしてこれから先は、少しの間、コロナウィルスによる小さなバブルが世界中で生まれるのかもしれません。
もっとも、市場がおおむね効率的であるならば、やがてそれらは適正株価に、良かれ悪かれ、訂正されていくことになるとは思いますが。
それではまた。