ETF(上場投資信託)って結構スゴイ

初心者が買ってはいけないETF(上場投資信託)10選

金のETF(上場投資信託)は買わない方が良い

運用が難しいETF(上場投資信託)は買わなくても良い

ETF(上場投資信託)は個人投資家におすすめの金融商品です。

種類がいくつか大別されます。

数にすると2017年時点で200ほどの銘柄があります。

ですが、その大半は買わなくて良い銘柄と言えます。

具体的な事例をふまえながら、理由を見てみましょう。

 

そもそもETF(上場投資信託)とは?

まず、ETF(上場投資信託)とは、上場している投資信託のことです。

ETFと投資信託の違い

私たちが普段「投資信託」と呼んでいるものは、株式市場に上場していません。

すなわち「非上場投資信託」というワケです。

それに対して、ETF(上場投資信託)は上場しています。

 

この上場投資信託を英語にすると、エクスチェンジ・トレーデッド・ファンドとなります。

頭文字を見ると、ETFですね。

 

ETF(上場投資信託)と非上場投資信託は良く似ています。

とくに、非上場投資信託のインデックスファンドとよく似ています。

インデックスファンドとは、経済指標・指数と同じ値動きをする、分かりやすい投資信託のことです

そして、ETFは全てインデックスファンドです。

つまり、ETF(上場投資信託)で投資をすると、自動的にインデックス投資ができます。

 

ETF(上場投資信託)特有のメリットとしては以下の点が挙げられます。

  • どこの証券会社でも買える(上場しているから)
  • 仲介が少ないので非上場投資信託よりもコストが安い
  • 非上場投資信託と違い、分配金がある場合は出る(元本払い戻し金という損な特別分配金がない)

と言うところが挙げられます。

 

国内のETF(上場投資信託)は2つ買えば十分

2017年現在はETFの数も増えてきて、200を超えるようになってきました。

こうなると、どれがいいのか迷います。

そして、一番銘柄数が多いのが日本国内の株価に連動するETFです。

ETF(上場投資信託)の種類について

ですが、あまり迷う必要はありません。

基本的には国内の場合、次の二つだけ(またはどちらか一方)を買えば十分です。

  • 1306 TOPIX連動型
  • 1321 日経平均225連動型

 

これだけです。

他にも100種類くらいの国内の株式指数に連動するタイプのETF(上場投資信託)がありますが、

無視してかまいません。

なぜなら、それらは上記2つの指標の中に内包されている株式を様々な視点から分けた指標だからです。

 

本当の分散投資をしないと無意味

つまり、基本的に同じ値動きをします。

ですから、それらにいくら分散投資をしても、値動きは同じです

すなわち、意味がない

だから、上記2つ、または一つを買えば国内に対しては十分です。

 

国内にいくら分散投資をしてもあまり分散投資の意味はありません。

せっかく、海外の地域や国の株式に手軽に分散投資ができるのがETFの魅力なのですから、

海外ETF(上場投資信託)の割合を増やす方が健全です。

※もちろん投資タイミングは重要です。

 

レバレッジ型は長期運用にそぐわないから、買わなくて良い

また、レバレッジ型も買わなくてかまいません。

ブルベアタイプレバレッジ・インバースタイプ

レバレッジとは、テコの原理のテコという意味です。

すなわち、元本の2倍の値動きをするETF(上場投資信託)です。

 

別名はブルタイプです。

要はです。

牛は、攻撃をする時に下から上へと角を突きあげますね。

つまり、ブルタイプ(レバレッジ型)は、値段が上昇すると、いつもの2倍の利益が望める、かもしれない、というものです。

 

ですが、注意点があります。

  • 分配金がない
  • 時間が経つと値動きがおかしくなる

 

この二つです。

長期投資をするとブルベア・インバース・レバレッジタイプはデメリットが出る

↑のイメージ図を見ていただくとわかりますが、当初は2倍の値動きをしていたレバレッジ型が

時間経過とともに、おかしな値動きをしだすのが分かります

これは「複利効果」によるものです。

その結果、思わぬ損失を招いてしまうことがあります。

 

簡単に言うと、長期投資に向かないのです

かと言って、短期的に使うと、ギャンブル性が高まります。

長期では値動きが読みやすいですが、短期では値動きが読みにくいためです。

 

また、分配金もないので、長期保有してもインカムゲインがありません。

初心者の方にはもちろん、上級者にも向きません。

 

インバース型も買わない方が良い

インバース型も買わなくてかまいません。

こちらは、先ほどのブル《牛》とはちがい、価格が下がると利益が出るタイプです。

そのため、インバース(逆の意)と呼ばれます。

 

また、牛に対してベア(クマ)とも呼ばれます。

クマは攻撃をする時に上から下へと手を振り下ろしますね。

つまり、下がるとパワーが出るのです。

 

そして、インバース・ベアタイプも先ほどのレバレッジ・ブルタイプと同じ弱点を持っています。

長期投資に向きませんので初心者の方は避けた方が賢明です。

※投資の基本はやはり、安い時に買って高い時に売る、ということです。

 

金のETF(上場投資信託)も買わなくて良い

商品のETFもあります。

金・銀・プラチナなどが有名です。

 

これは、それぞれの商品先物価格の指標と連動することを目指しています。

でも、銀やプラチナは買ってはいけません。

金と違って、あくまでも商品だからです。

貨幣としての一面を持っていません。

 

では、金のETF(上場投資信託)なら買ってもいいのか?答えはノーです。

 

じつは商品のETF(上場投資信託)は分配金がありません。

それは、株式などとちがい、何も生みだせないからです。

つまり、長期で保有しておいても複利で増えないのです。

 

 

 

金のETF(上場投資信託)は買わない方が良い

また、値動きも読めません。

戦争などが起こると、上がるので有事の金などとも呼ばれます。

※紙幣の信用が下がっても、金は不変なので価値が上がる

ですが、上記グラフを見てください。

 

必ずしもセオリー通りにはなっていません。

高い時に買うと、何十年も回復しない可能性すらあります。

これではまともな投資はできません。

資産が異常に大きい何代も続く大富豪の方や、国などが分散投資をする時に使うべきでしょう。

 

個人が行うにはメリットが少なすぎます。

 

原油のETF(上場投資信託)も将来が不安

原油の先物価格に連動するETFなどもありますが、これも無視してかまいません。

将来のことは分かりませんが、

今後、エネルギー革命がハイスピードで進んだ場合、どうなるか分かりません

 

近年ではシェールオイル革命で原油価格が落ち込んでいます。

太陽光発電・風力などの自然エネルギーが世界では原発にとって代わっています。

10年・20年先に原油がエネルギーの主役ではないかもしれません。

ミドリムシからオイルができるかもしれません。

燃える氷と呼ばれるメタンハイドレートが実用化されるかもしれません。

ガソリンで走る車がなくなるかもしれません。

 

そして、やはり原油は分配金が出ません。

 

さあ、これでETF(上場投資信託)の200銘柄を見ますと、

残りは大体50本程度です。

大分選びやすくなりました。

あとはじっくりと、買い時を吟味して、上手に資産運用をしたいものです。

 

まとめ

  • 国内ETFは二つくらいで十分
  • 海外を主役にするのが本当の分散投資(将来が分からないこそ、リスクの分散が大切なため)
  • レバレッジ・インバースは長期で持つと、とっても危険
  • 金・原油などの商品はリスクの割にリターンが美味しくない

 

文責:ファイナンシャルプランナー 佐々木裕平 広島 金育研究所

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