こんにちは。
金融教育研究所の佐々木裕平です。
最近はムシムシします。一雨、ザっと降ってほしい気もします。
今回は資産形成の基本についてです。
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運用の成果は大本となる投資元本の大きさで変わる?
筆者の考える資産形成の基本は積み立て預貯金と家計簿です。
なぜでしょうか?
それはどのような資産運用・投資を行うにせよ、それらはすべて「元となるお金」があってこそだからです。
例えばコロナショックが発生した2020年3月末ごろにまとめて投資(一括投資)をした二人がいるとします。
- Ⓐさん 元本1,000万円
- Ⓑさん 元本10万円
投資対象はどちらも全世界株式インデックス投資信託とします。
そうすると、2021年6月現在では、ざっくり二倍(100%増加)になっている、とします。
この時、それぞれどのくらい増えているでしょうか。
分散投資をしていれば、成果は大体同じ、差が出るのは投資元本
- Ⓐさん 元本1,000万円に対し、増えたお金は1000万円 合計2,000万円
- Ⓑさん 元本10万円 増えたお金10万円 合計20万円
上記の二人は、同じタイミングで同じ投資対象に分散投資(投資対象を世界中の株式に分散している)をしました。
つまり基本的に同じことをしています。
ところが、増えたお金の差は990万円です。
ざっくり言えば、分散投資をしていれば、成果は大体同じになります。
大きな差が出るとすれば、投資元本です。
家計簿を使って、無駄を省いて、積み立て預貯金で堅実に貯蓄をする
資産形成をまだ始めていない人であれば、
まず第一に、家計簿をしっかり管理することが重要です。
そして毎月の支出を管理し、積み立て預貯金の仕組みを使って、確実にお金を貯めることが大切です。
これが20代からできていると、30代になることには大きな差が生まれてきます。
※もちろんできれば、20代から積立投資をしてほしいです!!
もし仮に、「資産形成・運用は始めているけれど、家計簿や積み立て預貯金はしていない」という人がいましたら、ぜひ今日から始めてみてください。
きっと10年後には
- 家計簿・積み立て預貯金を している あなた
- 家計簿・積み立て預貯金を していない あなた
の二通りのシナリオでは、大きな差がついていると思います。
それではまた。