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2017年上期に利益を得た人はおよそ40%
FXとは、外国為替証拠金取引のことです。
通常の金融商品は、株や債券をお金で売買しますが、
FXは通貨そのもの(円やドル、ユーロなど)を金融商品として売買するのですね。
日本人はFXがお好き?
さて、FXって人気があるのでしょうか?
FX投資家人口(FXをやっている人)は
国内で250万人以上いるのではないか? と言われています。
国内の野球人口(野球をやっている人)が
700万人超というデータがありますので、
まあ、そこそこ人気がある程度、と言えるのではないでしょうか。
株式投資の人口
ちなみに国内株式投資が日本で一番人気があります。
その人口は、2000万人超です。
FX投資家のおよそ8倍ですね。
2017年上期のFX投資家は儲かったか?
さて、そんなFX投資家ですが、
2017年上期(1月~6月)の成績はどうだったのでしょうか。
日本経済新聞の報道によりますと、
上期に利益を得た人はおよそ40%です。
半分以上の人は、利益が出なかったのですね。
あなたはこの数字、多いと思いますか?
2016年上期はどうだった?
それでは前年の2016年上期はどうだったのでしょうか?
実は、昨年の同期間では、およそ30%でした。
利益を得た人がおよそ3割って、結構厳しい数字のような気がします。
ちなみに2016年通年では、37%の人が利益を得ることができました。
うーん、もっと儲かるイメージがありますが、現実は厳しいのですね。
プロのトレーダーの勝率は?
一方で、プロのトレーダーの勝率は50%程度のようです。
こちらは、期間や対象が不明ですので、参考までに。
毎年勝率が変わるのはどうして?
FXと言いますと、
情報戦とスピード勝負の印象が強いですが、
なぜ、年によって、勝率が異なるのでしょうか?
それは経済状況が毎年違うからですね。
短期的な投資は自信がある人たちの戦い
ここからはFX以外の短期投資を含んだお話です。
それでも短期的な投資では、パイの奪い合い ですから、
誰かが損をしたら、誰かが儲かっているわけでもあります。
そして、面白いのは、短期的に投資をする人たちは、
自分に自信がある、と暗に思っているところです。
もう少し言いますと、自分はほかの人よりも投資がうまい。
上手に利益を短期間に上げられる、と思っています。
・・・参加者全員が。
短期よりも長期投資がおすすめ
でもこれは不可能なことですよね。
短期的な為替の動向は上がるか下がるかわかりませんから、
(誰にもわかりません)
みんな同じ条件です。
それなのに、お互いに自分だけは勝てる と思います。
(だから、いつでも売買が成立しますね)
短期的な投資はちょっと非合理的な投資だと私は思います。
成長を続ける対象に長期で投資をするのが合理的
短期間にお互いのお金を奪い合う投資ではなくて、
長期間でパイが成長していく投資をした方が個人には向いていると思います。
パイが成長すれば、自信があろうとなかろうと、
合理的に資産が大きくなっていきます。
木になっているリンゴを奪い合うのではなく、
リンゴの木そのものを大きく増やしていくイメージです。
確定拠出年金やつみたてニーサはインデックス投資ができます。
利益を上げやすい仕組み(非課税制度)といえば
つみたてニーサや確定拠出年金です。
非課税の分だけ、複利効果をより一層高められます。
税金はコストとしてとらえると、非常に邪魔な存在なのです。
インデックス投資は、一攫千金の投資ではなく、着実な資産形成に向いています。
(投資ですから、損をする可能性があります。常にプラスになる投資は、預貯金などを除いてありません)
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そして、同じように利益が出たとしても、
投資では、1%のパフォーマンス・コストの差が、
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急がば回れのインデックス投資
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MPTに基づくインデックス投資の特徴
- 掘り出し物を探す必要がない
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