人生の効用を高める方法? 明るい気分で過ごす方がお得
こんにちは。
広島のファイナンシャルプランナー、金融教育研究所の佐々木裕平です。
私は行動経済学という分野も大好きです。
行動経済学は、心理学と経済学をドッキングさせたような学問です。
その行動経済学の一つの考え方として、記憶と体験というテーマがあります。
ざっくり言うと、人は体験したことと、記憶したことが異なる、というテーマです。
例えば、旅行です。
どのように楽しい旅行を体験したとしても、最後の最後にひどくイヤな想いをしたとします。
すると、トータルではとても楽しかった旅行(体験)でも、つまらない思い出に変わります。
その反面、普通の旅行であったとしても、最後がとても楽しい体験をしたとします。
すると、トータルではいまいちであったとしても、とても楽しい記憶に変わります。
このように、人は記憶と体験が一致しない生き物です。
一方で、人生とは何でしょうか?
人生とは、いま、生きているこの瞬間です。
別の言い方をすると、いま「感じている・考えていること」のあなた・私こそが、人生なのです。
ということは、人生が楽しいかどうかは、いまが楽しいかどうか、物事をどう考えるかにかかっています。
そして人は認知的なエラーを持っています。
世界の感じ方、経済学で言うところの効用は、その人次第です。
- 効用は状態の変化により、生まれます。
- 効用は、それ以前の「量」に反比例します
つまり、その人一人ひとりが認知している「自分の世界」は自分だけの見方をしている世界なのです。
ということは、せめてその自分の見方くらいは、楽しいものにしてしまった方が、建設的なのかもしれません。
何がいいたいのか、自分でも良く分かりませんが、
- 行動経済学的には、終わりよければすべて良し
- 経済学的には、人生は前向きに考えた方が楽しい
ということなのかもしれません。
コロナウィルスの影響で、大変な毎日ですが、楽しく考えた方が、楽しい人生になる気がします。
それではまた。