こんにちは。
金融教育研究所の佐々木裕平です。
ついにアメリカ大統領選挙において、各マスコミが当選確実を出し、バイデン氏が勝利宣言を出しました。
個人的には「やっと決まった」という思いです。
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バイデン氏が大統領になると、株価が上がる?
2020年11月9日のお昼時点では、国内の株価が大きく上昇しています。
もっともこれは短期的な値動きなので、大きく数年後などを見た場合は、どうなるのでしょうか?
あくまでも個人的な意見ですが、私は株価が上がると思います。
誰が大統領になっても、アメリカや世界の株価は上がる?
それはもちろん個人的にバイデン氏に期待をしている一面があるからです。
また、バイデン氏の手腕によって、大きく株価は変動していくとも思います。
ただ、基本的に株価はよほどのことがなければ、誰が大統領になっても、長期的に見れば上がり続けると思います。
それは、過去のアメリカ、世界の株価の値動きを見ても、わかります。
下がり続ける、ということがなく、上がり続けているのです。
ちなみにアメリカの株式の「大きさ」は全世界株式のおよそ半分を占めています。
日本は一割くらいです。
株価はリスクを織り込んでいるから、未来から見ると理論株価はいつも割安?
これは完全に個人の意見ですが「いまの株価は、(数十年後などの)未来から見ればいつでも買い時」だと、解釈しています。
なぜでしょうか?
それは、理論株価の決め方に理由があります。
理論上の株価というものは「リスクという嫌なものを背負うのだから、ちょっと安くしてよね」という風にして決まります。
難しい言い方では、リスクプレミアムといいます。
これはもっとわかりやすく言うと、未来になれば、株式のように
- 生産に参加している(実体経済の裏付けがある資産)
- リスクがある
金融商品は理論上は値上がりする、ということです。
長期的に見れば、世界の株式価格は上がり続けると思います。
というわけで、バイデン氏が大統領になっても、もっと(量子力学のエベレット解釈風に)言えば、トランプ大統領が継続している並行世界でも、数十年後の世界の株価は大きく上がっていると思います。
ちなみに「株式投資はうさん臭くていや」
というイメージをお持ちの初心者の方は、身の回りにある株式会社という仕組みに注目してほしいと思います。
多くの人が働いている株式会社はうさん臭いものでしょうか?
つみたてニーサとイデコでの主たる投資対象の株式主体の投資信託も株式です。
株式会社とは何か?
その一つの姿は、「常に前年を超えようとして、より良い社会を作り出そう」という人々の基本的なエネルギーではないかと思います。
人々にそのようなエネルギーがあり、市場が効率的(理論株価を出そうとする)であるのなら、株式という仕組みが地球で大きな役割をはたしている間は、株価が長期的には成長し続けるのではないかと思います。